戸田恵梨香、『地獄に堕ちるわよ』で監督に物申す 「あなた方は何を訴えたいんですか?」

戸田恵梨香、瀧本智行監督に物申す

 現場では、戸田が瀧本監督に詰め寄る一幕もあったという。瀧本は「最終回の準備稿が上がったときに、戸田さんがその内容に納得されていなかったようで、衣装やメイクも関係なくズカズカと現れて、『このシナリオでいいんですか? あなた方はこのドラマを通じて何を訴えたいんですか?』と詰められました」と暴露。続けて「目がものすごく怖くて、『極道の妻たち』の岩下志麻さんが拳銃を構えたような感じで。でもその瞬間に『あ、この人は細木数子いけるわ』と内心思いました」と当時を振り返った。戸田も「直前に岩下志麻さんの映画をめちゃくちゃ観ていたので、入っちゃったかもしれないです」と笑顔を見せつつ、「どうせやるなら激しくやりたいという欲が出てきて、どこまでできるんだろうという不安を抱えたまま必死になってました」と役にかける熱い思いを語った。

(左から)岡野真紀子、戸田恵梨香、瀧本智行

 細木数子の50年に及ぶ半生を演じることについて戸田は、「1人の人生をお芝居で生きられるのは朝ドラや大河ドラマくらいだと思っていたので、こういう機会をいただけて本当に贅沢な時間でした。台本では泣いてはいけないところで涙が出てきたり、自分が今、細木数子を演じているのか、戸田恵梨香自身が泣いているのか、どこにいるんだろうとわからなくなるような感覚がありました」と語った。

 また、晩年のシーンの撮影時には、瀧本が号泣してカットをかけられなかったというエピソードも。瀧本は「戸田恵梨香演じる数子に恋に落ちた瞬間もありました」と吐露。戸田も「最初は『なんでこれで好きになれるんだろう』と疑問を持っていたシーンでも、実際にお芝居をしてみると涙が止まらなくなって。その時に初めて台本の意味がわかって監督の凄さに平伏しました」と瀧本を絶賛した。

戸田恵梨香

 最後に瀧本は「色眼鏡を持って観られる方も大勢いらっしゃると思いますが、とにかく観てもらって、いろいろ言ってもらえれば」とコメント。戸田も「観進めていくと、本当の細木数子というものが見えてきて、彼女が何を抱えて生きていたのかが見えてくると思います。嫌われてしまった存在かもしれないけれど、すごく孤独を抱えていたんだということも感じられる。テレビで観てきたこととは違う側面の細木さんが見えてくると思うので、最後まで楽しんでいただけたら」と観客へ呼びかけた。

■配信情報
Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』
Netflixにて、4月27日(月)世界独占配信
出演:戸田恵梨香、伊藤沙莉、三浦透子、奥野瑛太、田村健太郎、中島歩、細川岳、細田善彦、周本絵梨香、金澤美穂、笠松将、永岡佑、中村優子、市川実和子、高橋和也、杉本哲太、余貴美子、石橋蓮司、富田靖子、生田斗真
監督:瀧本智行、大庭功睦
脚本:真中もなか
音楽:稲本響
撮影監督:河津太郎(JSC)
美術監督:原田満生
録音:高野泰雄
装飾:石上淳一
編集:髙橋信之、岡﨑正弥
スタイリスト:纐纈春樹
VFX スーパーバイザー:牧野由典
エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子(Netflix)
プロデューサー:坂野達哉、深津智男
ラインプロデューサー:原田耕治
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
企画・製作:Netflix

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