キリアン・マーフィーが原作に惚れ込み自ら映画化を希望 『決断するとき』3月20日公開へ

キリアン・マーフィー主演映画『Small Things Like These(原題)』が、『決断するとき』の邦題で3月20日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開されることが決定。あわせて日本版メインビジュアルと場面写真が公開された。
本作は、第96回アカデミー賞主演男優賞に輝いた『オッペンハイマー』の後、マーフィーが次なる挑戦として選んだ人間ドラマ。原作は、『コット、はじまりの夏』(2022年)の原作『あずかりっ子』でも知られる作家クレア・キーガンのベストセラー小説『ほんのささやかなこと』(鴻巣友季子訳/早川書房刊)。マーフィー自身が原作に深く惚れ込み、自ら映画化を希望した。
マーフィーが『オッペンハイマー』の撮影中にマット・デイモンへ企画を持ちかけ、ベン・アフレックも参加。そして、マーフィー出演のTVドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』で監督を努めたティム・ミーランツが加わり映画化が実現した。マーフィーは本作で初めてプロデューサーとしても名を連ね、キャスティングにも参加している。また、第74回ベルリン国際映画祭にてエミリー・ワトソンが助演俳優賞を獲得したことでも話題となった。ワトソンは、マグダレン洗濯所となった修道院の院長シスター・メアリー役を演じ、長年“見て見ぬふり”をされてきたマグダレン洗濯所の残虐さを正当化する静かな権力を体現した。
アイルランドに実在した“マグダレン洗濯所”の人権問題を背景に描かれる本作は、社会が長く黙認してきた現実を前に、「知ってしまった個人はどう振る舞うのか」を静かに問いかける。舞台は1985年、アイルランドの小さな町。炭鉱商人として生計を立て、家族と慎ましく暮らすビル・ファーロング(キリアン・マーフィー)は、クリスマスが近づくある日、炭鉱を届けに訪れた地元の修道院で、目を背けたくなる現実を目撃する。そこに身を置く少女から「ここから出してほしい」と懇願され、若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実と向き合うことに。見て見ぬふりをすることが賢明だと理解しながらも、良心の呵責に悩むビル。そんな彼が、ついに下す決断とは。
公開されたメインビジュアルは、本国版のデザインを踏襲し、マーフィー演じる主人公ビル・ファーロングの顔を大きく捉えたもの。遠くを見つめ、硬い表情を浮かべるその眼差しからは、葛藤が滲み出ている。中央には「助けるべきか、見過ごすべきか。」というコピーを配置。良心か、沈黙か――その決断を、“顔”と“問い”によって語りかける、静かな強さを湛えたポスターとなっている。
あわせて公開された場面写真は、マーフィー演じる主人公ビルを中心に、アイリーン・ウォルシュ演じるビルの妻、ワトソン演じるシスター・メアリー、さらにクレア・ダン演じる修道院からの脱出を試みる収容者など、物語を象徴する主要人物たちの姿に加え、本編に度々登場し、物語の根幹となるビルの幼少期の姿も収められている。
■公開情報
『決断するとき』
3月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
出演:キリアン・マーフィー、アイリーン・ウォルシュ、ミシェル・フェアリー、クレア・ダン、ヘレン・ビーハン、エミリー・ワトソン
監督:ティム・ミーランツ
脚本:エンダ・ウォルシュ
原作:クレア・キーガン『ほんのささやかなこと』(鴻巣友季子訳/早川書房刊)
製作総指揮:ベン・アフレック、マイケル・ジョー、ケヴィン・ハローラン
製作:マット・デイモン、キリアン・マーフィー、アラン・モロニー、キャサリン・マギー、ドリュー・ビントン
撮影:フランク・バン・デン・エーデン
編集:アラン・デソバージュ
音楽:センヤン・ヤンセン
配給:アンプラグド
2024年/98分/アイルランド/カラー/1.85:1/5.1ch/日本語字幕:山下美紗
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公式サイト:unpfilm.com/ketsudan

































