『北方謙三 水滸伝』MISIAの主題歌入り本予告 織田裕二ら集結の本ポスター&場面写真も

『水滸伝』MISIAの主題歌入り予告&ポスター

 2026年2月15日よりWOWOWにて放送・配信される織田裕二主演の連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』の主題歌がMISIAの新曲「夜を渡る鳥」に決定。あわせて本予告と本ポスタービジュアル、場面写真が公開された。

 累計発行部数1160万部を突破している北方謙三の歴史大河小説『大水滸伝』シリーズを北方の新たな解釈をもとにアレンジし、再構築した“北方版”『水滸伝』全19巻を初映像化する本作。腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆の物語だ。主人公・宋江役の織田をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠らがキャストに名を連ねている。

 腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江。彼が記した“世直し”の書『替天行道』は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む。

 本作の主題歌は、MISIAの新曲「夜を渡る鳥」に決定。MISIAといえば、2000年放送の月9ドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)の主題歌「Everything」が最大のヒット作として知られ、2000年代の女性アーティストのシングルとして最大規模の売上を記録し、社会現象にもなった。その『やまとなでしこ』で演出を担当していたのが、本作『北方謙三水滸伝』の若松節朗。今回の主題歌起用は、若松監督たっての「MISIAさんにぜひお願いしたい」という強い希望によるものだった。その理由を若松監督は「理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語だからこそ、エンディングでは、彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと思った」と語っている。MISIAもその熱意を受けて快諾。オファーを受けた際には「初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていました。しかし、この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある『信じること』『抗うこと』『生き抜くこと』を、静かに見つめ直す時間でもありました」と語っている。

 「夜を渡る鳥」の作曲を手がけたのは、今年デビュー60周年を迎えるシンガーソングライターの加藤登紀子。MISIAへの楽曲提供は本作が初となる。作詞は「残酷な天使のテーゼ」の及川眠子、編曲は『シン・ゴジラ』の鷺巣詩郎が手がける。主題歌チームで、ドラマのシナリオと映像を観た上で制作しており、本楽曲についてMISIAは、「時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになれば嬉しいです」とコメント。完成した楽曲を聞いた若松監督は、「この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援歌”として寄り添ってくれていると感じました。その感動は、かつてドラマ『やまとなでしこ』で主題歌『Everything』を初めて聴いたときの気持ちが蘇るほどでした」と大満足。「ドラマの最後のピースが、すべて揃った」と熱くその想いを語っている。

連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』MISIAの主題歌入り本予告映像

 あわせて、MISIAが歌う主題歌「夜を渡る鳥」を使用した本予告映像「革命編」と、本ポスタービジュアル、場面写真が公開。本作は、日本全国17都府県・50カ所以上のロケ地を巡り、総移動距離は約2万5000km(地球半周分以上)にも及ぶ大規模な撮影を敢行。約8カ月間をかけて撮影された映像が、本予告でも存分に生かされている。映像では、腐敗がはびこる世にも正義を信じる主人公・宋江(織田裕二)と、彼が記した“世直し”の書『替天行道』に導かれ集った、叛逆の英雄で“動”の頭領・晁蓋(反町隆史)、“武”の化身・林冲(亀梨和也)、建国の英雄の末裔で正義の武人・楊志(満島真之介)、そしてその伴侶の済仁美(波瑠)。さらに、武を極めし孤高の師・王進(佐藤浩市)、乱世に翻弄されるスパイ・馬桂(松雪泰子)ら、現実に絶望しながらも未来への希望を眼差しに宿す梁山泊の面々が登場。一方、動乱の世にあって苦しむ民のために立ち上がろうとする彼らの前に、今ある国家を守るため、その志を潰そうと目論む李富(玉山鉄二)ら強大な敵が立ちはだかる。宋江の「叛乱だ」というセリフに続き、『替天行道』の旗が映し出される様子も確認できる。宋江とその旗のもとに集結した者たちが、巨大な国家に対してついに叛乱の狼煙をあげたタイミングで、MISIAが歌う主題歌「夜を渡る鳥」が挿入され、壮大な物語の幕開けを印象づける内容となっている。

 本ポスタービジュアルには、宋江、晁蓋、林冲、楊志、済仁美、王進、馬桂、李富といった主要キャストが集結。さらに、作品世界を切り取った場面写真も公開された。

 また、本作の放送・配信を記念し、2026年2月よりWOWOWおよびLeminoで特別コンテンツが順次配信される。

 特別コンテンツその①は、全3話構成(各約4分半)の入門コンテンツの展開。第1話「入門の章」では『水滸伝』の成り立ちや原典、時代背景を解説し、第2話「キャラクターの章」では主要人物たちの人物像と関係性を紹介。第3話「ストーリーの章」では物語のあらすじや世界観、敵対構造に踏み込み、本編理解を助ける内容となっている。放送・配信前後のガイドとして活用できる構成だ。

 特別コンテンツその②は、豪華キャストによるスペシャルインタビュー企画の配信。主演の織田をはじめ、反町、亀梨ら出演者が、作品への向き合い方や役作り、撮影時のエピソードを語る。

 特別コンテンツその③は、本作がどのように映像化されたのかを追うメイキングコンテンツの配信。キャラクターデザインや美術、アクション、ロケーション、音楽など制作の裏側に焦点を当て、全7本で構成される。

 そのほか、WOWOW独占特番『『北方謙三 水滸伝』放送記念スペシャル!』の制作も決定。第1話放送日の2月15日21時より放送・配信され、原作者・北方のロングインタビューや、織田との対談、メイキング映像、キャストインタビューなどを通して作品の背景を掘り下げる内容となっている。

コメント

MISIA(主題歌)

©リズメディア

主題歌のお話をいただいたとき、初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていました。しかし、この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある「信じること」「抗うこと」「生き抜くこと」を、静かに見つめ直す時間でもありました。

時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。

この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになれば嬉しいです。

若松節朗(監督)

本作は、理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語です。
だからこそエンディングでは、そんな彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと考え、真っ先にMISIAさんにお願いしました。すぐにご快諾いただき、とても嬉しかったですね。
完成した「夜を渡る鳥」を聴いた瞬間、この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援
歌”として寄り添ってくれていると感じました。その感動は、かつてドラマ「やまとなでしこ」で主題歌「Everything」を初めて聴
いたときの気持ちが蘇るほどでした。
実際にドラマの映像に当ててみると、その心地よさが際立ち、作品の世界と完璧に重なっていく。「北方謙三水滸伝」とい
うドラマの最後のピースが、すべて揃ったと思います。

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■放送・配信情報
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』
WOWOWにて、2026年2月15日(日)スタート 毎週日曜22:00〜放送・配信
Leminoにて、2026年2月15日(日)スタート 毎週日曜22:00〜配信 ※Leminoプレミアム(月額990円(税込))の契約が必要
出演:織田裕二、亀梨和也、満島真之介、波瑠、玉山鉄二、反町隆史
原作:北方謙三『水滸伝』(全十九巻/集英社文庫刊)
監督:若松節朗、村谷嘉則、佐藤さやか
脚本:藤沢文翁
エグゼクティブプロデューサー:西憲彦(WOWOW)
プロデューサー:大原康明(WOWOW)、古屋厚(ROBOT)、森安彩(共同テレビジョン)
制作プロダクション:ROBOT
製作著作:WOWOW、NTTドコモ
©︎北方謙三/集英社 ©︎2026 WOWOW/NTTドコモ
公式サイト:https://lp.shueisha.co.jp/dai-suiko/

『北方謙三 水滸伝』放送記念スペシャル!
2026年2月15日(日)21:00〜放送
WOWOWプライムで放送/WOWOWオンデマンドで配信
出演:北方謙三、織田裕二ほか

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