『クスノキの番人』Uruの主題歌入り本予告公開 子安武人、田中美央、神谷明も出演決定

2026年1月30日に公開されるアニメーション映画『クスノキの番人』の追加声優キャストとして、子安武人、田中美央、神谷明の出演が発表され、あわせて主題歌入り本予告が公開された。
東野圭吾原作作品としては初のアニメーション映画となる本作。「その木に祈れば願いが叶う」と伝えられる、ミステリアスな“クスノキ”とその“番人”となった青年の物語を描く。
監督を務めるのは、『ソードアート・オンライン』シリーズや『僕だけがいない街』、オリジナル劇場アニメーション『HELLO WORLD』を手がけた伊藤智彦。アニメーション制作は、TVシリーズ『俺だけレベルアップな件』『マッシュル-MASHLE-』や『リコリス・リコイル』『かがみの孤城』などのA-1 Picturesが手がける。さらに、脚本は『ハイキュー!!』『ブルーロック』シリーズ、『僕だけがいない街』などの岸本卓が担当。キャラクターデザインは『ブルーピリオド』原作者の山口つばさと、『かがみの孤城』でキャラクターデザイン協力を務めた板垣彰子がタッグを組んだ。そして美術監督は『天気の子』などの滝口比呂志が務めた。
クスノキの番人となる主人公・直井玲斗役を演じるのは、NHK連続テレビ小説『あんぱん』などの高橋文哉。天海祐希が物語のカギを握る叔母であり、玲斗に“クスノキの番人”になることを命じる柳澤千舟役を務める。さらに、家族に秘密でクスノキの祈念に通う佐治寿明役で大沢たかお、父親の秘密を探る佐治優美役で齋藤飛鳥、和菓子老舗メーカーの跡取り息子大場壮貴役で宮世琉弥が出演する。
新たに、千舟のはとこで、柳澤グループのヤナッツコーポレーション代表取締役を務め、冷徹な振る舞いを見せるが誰よりも会社のことを考えている柳澤将和役に子安、将和の弟でヤナッツコーポレーション専務取締役を務め、何かと玲斗を邪魔者扱いする柳澤勝重役に田中、そしてクスノキを訪れる壮貴の父親で、たくみや本舗会長の大場藤一郎役に神谷が決定した。
また、本作の主題歌がUruの新曲「傍らにて月夜」に決定。楽曲はback numberが楽曲提供した書き下ろしとなる。
Uruはデビュー以前にback numberのカバーをYouTube上で発表しており、その動画をきっかけに現在のマネジメントへの所属やメジャーデビューが決定した経緯があり、今回の楽曲は約10年の時を経て実現した特別なものとなっている。
「『クスノキの番人』の主題歌を歌わせていただけることになり、以前から拝読していた東野圭吾先生の作品であるということと、それをback numberさんに楽曲提供していただけるという、2つの喜びで胸が弾けました」とオファーを受けた時を振り返ったUruは、「人の感情は文字や言葉では伝えきれない部分がありますが、それをこの作品とこの『傍らにて月夜』を通して改めて受け取った気がします」と作品へ参加した思いも明かした。
楽曲と演奏を担ったback numberのボーカル/ギターの清水依与吏は、「生きれば生きるほど生きるのが難しくなるのはなんでなんだ?と文句垂れながらも道を探す背中に、そっと手を添えてくれた『クスノキの番人』という作品に、僕自身が想像しうる最良の形で関わらせていただけて本当に嬉しいです」と本作への思いを語った。
本楽曲について伊藤監督は、「back numberさんのサウンドに Uruさんの歌声が加わることで、非日常感が増し、夜空に浮かぶ月のように映画全体を優しく包み込んでくれるような印象を持ちました」とコメントを寄せた。
あわせて、そんな主題歌の一部を聴くことができる本予告も公開。映像では、運任せで孤独に生きていた主人公・玲斗が、伯母・千舟と出会い“クスノキの番人”の仕事と出会う人々を通して成長していく姿、そして玲斗に“クスノキの番人”を命じた、本作のカギを握る伯母・千舟の「秘密」が垣間見える。その様子を主題歌の慈愛に満ちた歌唱とメロディーラインが彩っている。
コメント
Uru(主題歌 歌唱)

『クスノキの番人』の主題歌を歌わせていただけることになり、以前から拝読していた東野圭吾先生の作品であるということと、それをback numberさんに楽曲提供していただけるという、二つの喜びで胸が弾けました。
この作品の主人公である玲斗の生き方や、人としての成長のようなものを自分自身にも投影することで良い刺激をいただくこともでき、依与吏さんが作ってくださった素敵な曲と歌詞に、それをそのまま吹き込もうと思いながら歌わせていただきました。
人の感情は文字や言葉では伝えきれない部分がありますが、それをこの作品とこの「傍らにて月夜」を通して改めて受け取った気がします。
聴いてくださった方が、心に浮かんだ感情をそっくりそのまま大切にしたいと思えるような歌が歌えていたら良いなと思います。
清水依与吏(back number)(主題歌 楽曲)

生きれば生きるほど
生きるのが難しくなるのは
なんでなんだ?
と文句垂れながらも道を探す背中に、そっと手を添えてくれた『クスノキの番人』という作品に、僕自身が想像しうる最良の形で関わらせていただけて本当に嬉しいです。
back numberからメロディー、言葉、演奏という形で受け取った野暮な願いを、Uruちゃんが深く響かせつつ軽やかに歌い上げてくれたことで、アニメーションとしての『クスノキの番人』に重要な一色を添えられたのではないかな、
添えられてたらいいな、と思っています。
伊藤智彦(監督)
back numberさんの楽曲カバー動画がデビューのきっかけにもなったというUruさんが彼らの楽曲で歌うというプランを聞いた時、『クスノキの番人』のテーマとも被るような気がしました。
「多幸感を持って映画館を出て欲しい」と言う話を清水依与吏さんにお伝えしたような覚えがあります。back numberさんのサウンドに Uruさんの歌声が加わることで、非日常感が増し、夜空に浮かぶ月のように映画全体を優しく包み込んでくれるような印象を持ちました。
同時に、実家に電話しよっかな...という気持ちにも。自分にとって、そんな曲なのだと思います。

■公開情報
『クスノキの番人』
2026年1月30日(金)劇場公開
出演:高橋文哉、天海祐希、齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお
原作:東野圭吾『クスノキの番人』(実業之日本社文庫刊)
監督:伊藤智彦
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン:山口つばさ、板垣彰子
美術監督:滝口比呂志
主題歌:「傍らにて月夜」 Uru(Sony Music Labels) 作詞・作曲:清水依与吏 編曲:back number
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
公式サイト:kusunoki-movie.com
公式X(旧Twitter):@movie_kusunoki





















