佐藤浩市、『北方謙三 水滸伝』で“孤高の師”王進役に 松雪泰子は“スパイ”馬桂役で出演

2026年2月15日よりWOWOWにて放送・配信される織田裕二主演の連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』の追加キャストとして、 佐藤浩市と松雪泰子の出演が発表された。
累計発行部数1160万部を突破している北方謙三の歴史大河小説『大水滸伝』シリーズを北方の新たな解釈をもとにアレンジし、再構築した“北方版”『水滸伝』全19巻を初映像化する本作。腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆の物語だ。主人公・宋江役の織田をはじめ、反町隆史、亀梨和也、満島真之介、波瑠らがキャストに名を連ねている。
腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江。彼が記した“世直し”の書『替天行道』は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む。
佐藤が演じるのは、宋国の帝を守る禁軍の武術師範を務め、武術の達人としてその名を轟かせる王進役。長きに渡り武道に生きる男としての常人離れした実力と貫禄を兼ね備えた孤高の師という役どころだ。しかしそんな王進も、腐れ切った権力の策略によって、あらぬ叛乱の疑いをかけられ、追われる身となることに。林冲(亀梨和也)の助けもあり、母・王母(丘みつ子)とともに危機を脱するも、その後の王進の行方はいかに……。あわせて公開されたビジュアルでは、禁軍武術師範としての堂々たる風格ながらも、どこか現実に憂いを感じているかのような様子で佇む王進の姿が捉えられている。
松雪が演じるのは、宋江に仕える間者(スパイ)として登場する馬桂役。表向きには旅芸人一座の一員として、もう一つの顔は間者として、いつ命を落とすやもしれない危険が付きまとう状況下において、敵の動向をいち早く捉え、味方への情報を伝達する役割を担う。夫を職務で亡くしながらも、残された娘の閻婆惜を支え、家族のため、宋江のために尽くそうとする馬桂だが、李富(玉山鉄二)ら敵勢力の策略に巻き込まれ、やがて激しい対立に翻弄されていくこととなるのである。公開されたビジュアルでも、木漏れ日が差し込む林の中、儚げな表情の馬桂が映し出されている。
あわせて佐藤と松雪からはコメントも到着。歴史群像劇への参加について、王進役の佐藤は、「日本でこれだけの規模の作品を作るというのは新鮮さがあります。数多くのキャラクターが登場し、裏切りや信頼など色々なものが交錯する中で、“漢”(おとこ)が描かれているところを楽しんでいただきたいなと思います」とコメント。そんな佐藤に向けて、若松節朗監督も「俳優界を牽引する重みと、その逆の子どもの様なお茶目な格好良さに、誰もが魅了される」と、その存在感を称賛している。また馬桂役の松雪も、「水滸伝という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚でした。キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています」と、まさに本作ならではの撮影時の心境や見どころを明かしている。そんな松雪に対し、若松監督も「凛と背筋を伸ばした立ち姿。そして内に赤々と燃え滾る激情。私達のインスピレーションが見事に嵌まり壮絶な芝居の数々を演じていただいた」と絶賛している。
佐藤浩市(王進役)コメント

日本でこれだけの規模の作品を作るというのは新鮮さがあります。水滸伝は中国の話ですが、日本の時代劇と相通じる表現の仕方をしていますので、それをお客さんに面白く見ていただけたら嬉しいなと思います。
若松監督とも日本の時代劇的な要素を入れる部分と、そこから離れてみる部分をシーンごとに話ができていました。過去にご一緒したことがあるので、お互い信頼してコミュニケーションが取れて良かったです。
中国のお話であっても、男同士の人と人の繋がりや“漢”(おとこ)みたいなものを描いた“北方節”とも言える世界観があって、登場人物の皆でその世界観を体現しています。数多くのキャラクターが登場し、裏切りや信頼など色々なものが交錯する中で、“漢”が描かれているところを楽しんでいただきたいなと思います。
松雪泰子(馬桂役)コメント

水滸伝という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚でした。
馬桂は、この物語に出てくる女性の中でもドラマチックな展開をする女性です。生い立ちを含めて非常に困難なものを抱えながら宋江さんと出会い、変化していきます。私は信念をもって生きている女性だと捉えて演じていました。
キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています。男性の方がご覧になると生き様や魂の叫びといった熱い部分や苦しみ、また、その苦しみの中で生き抜く重圧感を感じていただけると思います。そして、女性の方々がどの様に感じて頂けるか私自身楽しみにしております。
若松節朗(監督)コメント
佐藤浩市について
衣装合わせに登場した浩市さん。「オレは日本一、衣装合わせが早い俳優だよ。さあ10分で終わろう」緊張感漂う中 でいつものせっかちな決め台詞だ。そんな事は無理と知ってても敢えて発する言葉の端々に俳優界を牽引する重みと、 その逆の子どもの様なお茶目な格好良さに、誰もが魅了されるのである。王進登場で漢たちの魅力に拍車がかかる。 武術師範の心技をお見逃しなく。
松雪泰子について
凛と背筋を伸ばした立ち姿。そして内に赤々と燃え滾る激情。私達のインスピレーションが見事に嵌まり壮絶な芝居の 数々を演じていただいた。漢たちの壮絶な闘いの裏側で翻弄される女性たちの物語も、他を圧倒する”北方謙三版" 『水滸伝』の面白さのひとつです。生と死、そして歓びと悲しみのドラマにご期待ください。
■放送・配信情報
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』
WOWOWにて、2026年2月15日(日)スタート 毎週日曜22:00〜放送・配信
Leminoにて、2026年2月15日(日)スタート 毎週日曜22:00〜配信 ※Leminoプレミアム(月額990円(税込))の契約が必要
出演:織田裕二、亀梨和也、満島真之介、波瑠、玉山鉄二、反町隆史
原作:北方謙三『水滸伝』(全十九巻/集英社文庫刊)
監督:若松節朗、村谷嘉則、佐藤さやか
脚本:藤沢文翁
エグゼクティブプロデューサー:西憲彦(WOWOW)
プロデューサー:大原康明(WOWOW)、古屋厚(ROBOT)、森安彩(共同テレビジョン)
制作プロダクション:ROBOT
製作著作:WOWOW、NTTドコモ
©︎北方謙三/集英社 ©︎2026 WOWOW/NTTドコモ
公式サイト:https://lp.shueisha.co.jp/dai-suiko/





















