『日向坂ミュージックパレード』特典映像は永久保存版だ 四期生の魅力を余すことなく収録

先日アリーナツアーを開催した日向坂46。その四期生が出演している『日向坂ミュージックパレード』のBlu-ray BOXが現在発売中、『新・日向坂ミュージックパレード』のBlu-ray BOXが2026年3月に発売予定だ。
8月にリリースされた『日向坂ミュージックパレード』Blu-ray BOX 第2巻は、2024年に放送され好評を博した同番組の第21回から第40回までを収録。日向坂46四期生が音楽とバラエティの両面でどのように成長を遂げていったのかを余すことなく映し出した、ファン必携のドキュメンタリーアーカイブとなっている。通常の映像集にとどまらず、豪華特典映像やフォトブックレットも付属し、彼女たちの“現在地”を多角的に体感できる永久保存版だ。
収録されたエピソードのなかでも大きな見どころとなるのは、メンバーが初めてソロ歌唱に挑んだ瞬間だ。最年少の渡辺莉奈が披露した「ヒッチコック」は、少し緊張した面持ちながらも、最後までしっかりと歌い切る姿が印象的で、彼女が一歩ずつアーティストとして歩み出していることを実感させてくれる。宮地すみれが選んだ「ハッピーシンセサイザ」は、その澄んだ歌声と飾らない雰囲気がよく表れていて、グループの中で新しい存在感を見せたパフォーマンスだった。清水理央の「8ミリフィルム」は、自身の“邦ロック好き”という個性をそのまま歌に乗せ、音楽的な背景とキャラクターが重なり合う場面として心に残っている。
さらに、正源司陽子がギターを弾き、藤嶌果歩が歌った「少女レイ」は、息の合った掛け合いから生まれる温かさと新鮮さがあって、四期生が持つ表現の幅広さを感じさせてくれた。これらは単なる歌の披露ではなく、メンバー一人ひとりが自分らしさを見つけていく過程を記録した、大切なシーンとして刻まれているはずだ。
一方で、『ひなパレ』は四期生にとってバラエティ力を磨く大切な場所にもなっていた。芸人ゲストとのやり取りはその象徴で、ゆってぃ、波田陽区、クールポコ。、ですよ。、コウメ太夫らとの共演は、思いがけない展開にどう応じるかを試される機会でもあった。そんななかで一人ひとりの素顔や個性が自然に引き出されていく。たとえば、コウメ太夫のネタに挑戦した「チクショー!」企画では、石塚瑶季が全力で叫ぶ姿にスタジオが大きな笑いに包まれ、彼女の真剣さが逆にコミカルな魅力として浮かび上がった。同じお題であっても、取り組むメンバーによってまったく違った色を帯びていくのは、バラエティならではの面白さだ。さらに腕相撲大会やロシアンゲームといった体当たり企画では、勝負に挑む真剣さと、仲間を応援する温かさが同居し、四期生の関係性がより深まっていく様子が伝わってくる。






















