吉沢亮、『ばけばけ』の英語セリフは「あまり厳しい目で見ないでください(笑)」

2025年度後期(大阪制作)NHK連続テレビ小説『ばけばけ』に出演している吉沢亮のインタビューコメントが公開された。
朝ドラ第113作目となる本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。外国人の夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代者として語り紡いだ夫婦の姿が描かれる。主人公・松野トキを連続テレビ小説初出演となる髙石あかり、トキの夫ヘブン役をトミー・バストウが演じる。
吉沢が演じるのは、松江随一の秀才・錦織友一。「また朝ドラに呼んでいただけるとは思っていなかったので、率直にうれしかったです」と出演への思いを語る吉沢。今回演じる錦織は、外国人教師のヘブン(トミー・バストウ)と松江の人々をつなぐ架け橋となる人物で、「英語のセリフがすごく多くて」と苦笑い。「僕、英語が一切しゃべれない人間なので、クランクインの4カ月前から英会話のレッスンに通って、必死に勉強しました。ひたすら英語をしゃべっている役ですが、あまり厳しい目で見ないでください(笑)」と努力を明かした。
モデルとなったのは、松江で教育者として知られる西田千太郎。実際に彼が暮らした家を訪れた吉沢は、「暗くて狭い空間でしたが、壁に新聞を貼っていた跡などを見て、勉強に対する執念を感じました」と振り返る。「日本を変えたいという志を持っていて、ヘブン先生との出会いが人生を変えていく——。そんな希望を抱きながら彼に接していたんだと思います」と、錦織という人物像を語った。
松江での撮影は、思っていた以上にコメディタッチだったという。「東京ではドシンと構えたカッコいい役なのに、松江に戻るとトキ(髙石あかり)に振り回される(笑)。『すいません!』『お世話になってます!』みたいな空気感でやらせてもらっていて、撮影がすごく楽しいです」と笑顔。
印象に残っているシーンを聞かれると、「スキップが下手なシーンが本当に難しくて。やりすぎに見えない程度に面白く見せるために、膝を曲げないというコツを見つけました(笑)」と裏話を披露した。
ヒロインを演じる髙石については、「反応が素すぎて、芝居なのか素なのかわからない瞬間がある。作品の世界観に入り込んでいて、すごく魅力的な女優さん」と称賛。また、ヘブン役のバストウについては、「英語の発音を確認すると“すばらしい!”って言ってくれるんです。日本語がうますぎて、つい甘えて日本語でしゃべってしまう(笑)」と撮影現場のエピソードも語った。
吉沢は本作の魅力について、「みんな悩みを抱えながらも一生懸命生きていて、明るく笑っている。その生命力がこの作品の魅力だと思う」と語り、「錦織もまた悩みを抱えながら、トキやヘブン先生と出会って成長していきます。彼の過去や生い立ちも描かれていくと思うので、ぜひ見守ってください」と視聴者にメッセージを送った。
■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK





















