『攻殻機動隊』新作は原作を踏襲? 新アニメ枠「火アニバル!!」を宮田俊哉らが語る

新アニメ枠・火アニバル!!を宮田俊哉らが語る

宮田俊哉「『超巡!超条先輩』は9割5分ぐらいふざけている」

(左から)岩井勇気、宮田俊哉、井上裕介

 続いて、宮田が週刊少年ジャンプ発の“次にくるマンガ大賞”に2年連続ランクインした『超巡!超条先輩』を紹介。本作は、超能力が使える巡査長と怪力新人警官が街の平和を守る超能力ポリスコメディーだ。

 宮田は「僕が思う魅力は、とにかくふざけているところなんですよね」と笑いながら語り、「最近、ギャグ漫画を大人になって読みながら、笑いながら見ている時間ってすごく幸せだなと思っているので。9割5分ぐらいふざけている作品なんですけど、たまにほろっと泣けるのもすごく魅力的なところだと思います。今紹介される作品の中では、多分一番取っかかりやすい作品じゃないかな」と作品の魅力を伝えた。

異色バディが挑む『マリッジトキシン』

井上裕介

 最後に、『少年ジャンプ+』で連載中の累計閲覧数2億4000万の人気作をアニメ化する『マリッジトキシン』が紹介された。

 毒使いの殺し屋と結婚詐欺師という異色のバディがハードなミッションに挑む姿をアクションありコメディーありで描く本作について、井上は「青春もドラマもSFも恋模様も全部作品の中に盛り込まれています。『なんやこいつ?』っていう能力者がいっぱい出てきたり、主人公同士のコミカルなギャグシーンもあって、王道のバトル漫画の中に、細かく他のいろんな要素がたくさん含まれているのが『マリッジトキシン』なんです」と魅力を語った。

 すでに多くの原作ファンがついている作品であるという点にも触れ、「漫画好き、アニメ好きからしたら待望のアニメ化ということなので、これは本当に楽しみですね」と期待を寄せた。

安田陸矢、瀬戸桃子、大久保瑠美が語る、キャラクターへのこだわり

安田陸矢

 その後、特にこだわった声のこだわりについて聞かれた『真夜中ハートチューン』チーム。

 安田は「1つあるとしたら、作中で『こいつ声でけえ』みたいなことをよく言われることがあって。結果的に僕もやっているうちにどんどん気が乗ってきて、声が大きくなってしまいました」と笑いながら語り、「イヤホンで聞いている方もいるかもしれないですけど、僕のキャラが出てくるシーンだけ、ちょっとだけ音量下げていただいてもいいかもしれません」とユーモアを交えてコメントした。

 瀬戸は自身の演じたキャラクターを振り返りつつ「素晴らしい歌声の持ち主という設定を、役者として演じなければいけないというところで、この声優になって、改めて魅力的な声ってなんだろうって、1から考えて。すごく新鮮な気持ちでマイク前に立たせていただきました。まだ収録中ではあるんですけど、すごく思い出深い作品になったなと思っています」と思いを語った。

 また、司会の小籔千豊が「劇団の方々って、飲みに行ったりしたら芝居論を語ったりするって言うじゃないですか。声優の皆さんでご飯とか飲みにいくと、やはり声優論やお芝居論を話されることもあるんですか」と聞くと、大久保は「全然ありますね。だいぶそれでヒートアップして、ちょっと口喧嘩っぽくなっちゃうみたいなのは、多分多くの役者さんが経験あるんじゃないかな(笑)」と答えた。井上が「その口喧嘩の声もきっといい声なんですよね?」というと会場は笑いに包まれた。

瀬戸桃子「『真夜中ハートチューン』はまるで人生のよう」

瀬戸桃子

 最後に、作品の見どころを一言で聞かれると、安田は「サブタイトルの出し方です。原作のサブタイトルの出し方がすごく好きなので、ぜひそこ注目していただけたらと思っています」とコメント。瀬戸は「群像劇ですね。それぞれがいろんな方向に夢を持っていて、いろんな方向に進みたくて。しっかりとその1人1人にフォーカスしているこの作品は、本当にまるで人生のようだなって思います」と語った。

 大久保は「語彙力です。とにかく言葉が面白いです。ここでこんな言葉使うかっていう先生の語彙力に本当にびっくりさせられるような作品なので、そこに注目していただければと思います」とコメント。岩井は「作画ですね。今回、今まで作ってきたところじゃない制作会社さんで、サイエンスSARUさん。『ダンダダン』とか作っているこの制作会社さんのアニメーションでどう描かれるのかは、かなり注目なんじゃないかなと思います」と語った。

 宮田は「超能力です。本当にいろんな超能力でいろんな事件を解決していくので、やっぱりコメディだけど、それに付随して泣ける瞬間もあったりするので、そこは注目だと思います」とコメント。

 井上は「モテたいという欲望ですね。『マリッジトキシン』は、やっぱり主人公のひかるくんが結婚相手を探すというのが1つ大きな筋でもあるので。僕もこの世界に入ってお笑いに入った理由として、モテたいというのがやっぱりありました。皆さんの中にあるモテたいを、恥ずかしがらずにどんどん出していけば、もっといい世の中になると思うし、それを(作品の主人公の)下呂ヒカルくんがアニメの中ですごく体現していると思うので、その自分の欲望をそのままにアニメと一緒に楽しんでもらえたらと思いますね」と締めくくった。

 それぞれの作品への熱い思いが語られ、会場は温かな拍手に包まれながら会見は幕を閉じた。

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