成田凌主演『#拡散』2026年2月27日公開決定 沢尻エリカが約6年半ぶりの映画出演

成田凌が主演を務め、沢尻エリカが共演する映画『#拡散』が、2026年2月27日に全国公開されることが決定した。
本作は、『ゴールド・ボーイ』で製作総指揮をとった白金が自ら企画し監督も務めたヒューマンドラマ。脚本は『あゝ、荒野』、『正欲』などの港岳彦が担当。富山県でオールロケをが行われた。
舞台はとある小さな町。介護士・浅岡信治は妻・明希をワクチン接種直後に亡くしたことから、深い喪失と疑念に苛まれていく。医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける彼は、「夫婦愛の象徴」として報じられる。しかし、その姿はいつしか反ワクチンの象徴として利用され、彼は孤立と狂気を深めていく。
主人公の浅岡信治を演じるのは、『愛がなんだ』や『窮鼠はチーズの夢を見る』、『くれなずめ』などに出演している成田。本作の出演について成田は「かなりチャレンジングな企画。生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います」と語った。
浅岡と同じように、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波を演じるのは、『パッチギ!』や『ヘルタースケルター』などの沢尻。2019年公開の『人間失格 太宰治と3人の女たち』以来約6年半ぶりの映画出演となる沢尻は本作について、「なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います」と語っている。
あわせて、遺影を背に、遠い山々に向かって歩く男の姿が印象的なティザーポスターも公開された。
コメント
成田凌(浅岡信治役)

魅力的なスタッフ、共演者。
かなりチャレンジングな企画。
オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。
ですが、脚本を読ませていただき、即決。
生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います。
富山の最高のロケーションのもと、最高のスタッフ、キャストと濃密な時間を過ごす
ことができました。
映画『#拡散』、お楽しみに。
沢尻エリカ(福島美波役)

今回は記者役で参加しています。
なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。
久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、
スタッフ・キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです。
映画『#拡散』、ぜひご期待ください!
白金(KING BAI)(監督)
この映画は、反ワクチンでも推進でもありません。あの時、誰もが経験した「見えない不安」をどう受け止めるかを描いた作品です。人は時間が経つと、嫌な記憶を少しずつ忘れていきます。しかし、あの時感じた痛みや恐れをもう一度見つめ直すことも必要だと思いました。一つの悲劇を通して、人間の優しさと脆さを描きました。AI時代を迎え、音声も映像もより多くのフェイクが作られるようになるでしょう。だからこそ、自分を信じ、身近な人を大切にしながら生きることが重要になります。情報があふれる社会の中で、「何を信じるか」「どう生きるか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。私自身も答えは分かりません。この映画を通じて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
■公開情報
『#拡散』
2026年2月27日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:成田凌、沢尻エリカほか
原案・編集・監督:白金(KING BAI)
脚本:港岳彦
制作プロダクション:株式会社白菜娯楽
配給: 株式会社ブシロードムーブ
©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
公式サイト:kakusan-movie.com























