楠木ともり、“180度印象が変わった”キャラとの出会い 「足し算すればするほど面白い」

楠木ともり、“180度印象が変わった”キャラ

ゲームを題材にした作風について

――本作は国家運営シミュレーションゲーム『Eternal Nations』の世界が舞台となっております。楠木さんはゲームが趣味だと公言されていらっしゃいますが、最近ゲームで遊ぶお時間はありますか?

楠木: はい、今も遊んでます! もともと、親に「ゲーマー」と言われるくらいゲームをしていて、流石に最近はその時期と比べるとやり込めてはいないですが、お休みの日は1日中ゲームをすることもあります。あと、仕事の合間に「今だ!」というタイミングがあったら、ポータブルゲーム機を取り出してプレイしています。私が初めて遊んだゲーム、かつ一番好きなゲームは『塊魂』。あとRPGが好きで、特に『MOTHER』シリーズは全部プレイして今も強く印象に残っています。どちらかというと、自由度の高いゲームよりも、「物語のエンディングをみる」「図鑑をコンプリートする」「ハイスコアを出す」とか、明確なゴールが決まっているほうが燃えるタイプです。

――『Eternal Nations』のような国家運営シミュレーションは遊ばれますか?

楠木: 今まであまり触れてこなかったジャンルですね。たぶん、私は指示を出す監督側よりも、プレイヤーでいたいという気持ちが強いのかもしれません。でも、興味はあります。

――もしも楠木さんが、タクトのように自分だけの王国を作るとしたら、どのような国にしたいですか?

楠木:国民みんなハッピーでいられるような……と思いつつ、自分が作るなら、自分が気持ちよく生きられる国にしたいです(笑)。大人になると褒められることが減るじゃないですか。「支配したい」とか「搾取したい」とかそういうつもりはないですが、タクト様のようにみんなから慕われて、何をしても「すごい!」って驚いてもらえるのは憧れますね。

――では、「楠木王国」で法律を制定するのであれば、どんな法を作りますか?

楠木: 法律ですか! うーん、難しい……。私は、ラーメンをはじめとする麺類が大好きな人間なので、麺好きにとって嬉しいものがいいかな。

ーー「麺大盛り無料」のようなものでしょうか?

楠木:大盛り無料はいいですね! 「我が国では、絶対に大盛りでお金を取ってはいけない」。これにしましょう。麺好きにとって最高だと思います。

ーーゲームのほかに、最近ハマっている趣味やマイブームなどはありますか?

楠木: 趣味と言っていいのかわからないですが、最近「蕎麦」にハマっています。麺類大好きな私ですが、実は蕎麦はあんまり得意ではなく、今まで本当に食べてこなくて。お蕎麦屋さんに行っても、うどんを頼んじゃう。でも先日、幼少期から通っていたお蕎麦屋さんに久しぶりに行ってお蕎麦を注文して食べてみたら、すごく美味しく感じて。たぶん、味覚が変わったんでしょうね。小さい頃は蕎麦つゆの味がダイレクトに来る感じが少し苦手だったんですが、今はつゆをつける量を加減してそばの香りや喉越しを楽しめるようになりました。そのときに急に目覚めて、今ではおすすめのお店を教えていただいたり、街でお蕎麦屋さんを見つけたら一人でふらっと入ってしまうくらい蕎麦がマイブームです。

――『マイノグーラ』作中で、アトゥは「時間が経過するほど戦闘能力が上がる」という性質を持つ成長型のキャラクターです。楠木さんご自身、デビューから8年が経ち、「成長した」と感じる部分はありますか?

楠木: 演技面は、さすがに成長していてほしいなと自分でも思うのですが(笑)、一番変わったのは、やはり仕事への向き合い方、考え方の部分ですね。デビュー当時は、声優という職業に憧れて入ってきたので、「あれがやりたい、これがやりたい」という気持ちがとにかく先行していました。それが現実的かどうかは関係なく。でも、活動を続ける中でいろいろなものが見えるようになってきて、憧れだったこの仕事が、あくまで「職業」であるという意識が芽生えました。今頂いている役や作品にどう向き合うか、応援してくださる方々にどう向き合うか。そういった、根底にある考え方は、成長というか、大きく変わってきたなと感じます。

――その上で、今後ご自身が目指す声優像、アーティスト像についてお聞かせください。

楠木: いろいろなところで言っていることではあるのですが、私は地声に個性がないと思っていて、デビューのときから「自分の武器ってなんだろう」とずっと迷いながら活動してきました。その中で、「こういうキャラといえば楠木ともりだよね」と言ってもらえるような、私の声や芝居が皆さんのイメージと一致するような声優になれたらいいなと思っています。アーティストとしても、自分にしかできない表現、自分だからこそ伝えられること、自分がやる意味、というものを常に探し続けて、それに応えられるような人になりたいです。

――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。

楠木: この『異世界黙示録マイノグーラ』という作品は、いい意味でテンションの落差が激しく、シリアスな展開もあれば、クスッと笑えるシーン、グッときて泣いてしまうようなシーンもあって、本当に観ていて飽きない作品だと思います。次から次へと新たな問題や目標が出てきて、先の展開がすごく気になるはずです。そして、原作者の鹿角フェフ先生もおっしゃっていたのですが、タクトとアトゥのイチャイチャも見どころの一つだと思います。ダークなシーンの後は、とってもかわいいイチャイチャで癒されながら、ぜひ最終話まで、彼らの旅路を見届けていただけたら嬉しいです。

■放送情報
TVアニメ『異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~』
TOKYO MX、BS日テレにて、毎週日曜22:30~放送
各配信プラットフォームにて配信
キャスト:熊谷俊輝(伊良拓斗〈イラ=タクト〉役)、楠木ともり(汚泥のアトゥ役)、前田佳織里(メアリア役)、高尾奏音(キャリア役)、井上喜久子(全ての蟲の女王イスラ役)、佐々木李子(エムル役)、川田紳司(ギア役)、西村知道(モルタール役)
原作:鹿角フェフ(原作)、じゅん(イラスト)『異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~』(GCノベルズ/マイクロマガジン社刊)
監督:柳瀬雄之
シリーズ構成:山田由香、岡田邦彦
メインキャラクターデザイン・総作監:出口花穂
サブキャラクターデザイン:小島えり、猪瀬愛美
色彩設計:真水由貴
美術監督:酒井結城
撮影監督:野村雪菜
音響監督:土屋雅紀
音楽:夢見クジラ、成清翠
音楽制作:ランティス
オープニング主題歌:佐々木李子「Majestic Catastrophe」
エンディング主題歌:寺島拓篤「more than W」
アニメーション制作:MAHO FILM
©鹿角フェフ・じゅん・マイクロマガジン社/「マイノグーラ」製作委員会
公式サイト:mynoghra-anime.com
公式X(旧Twitter):@myap_GCofficial

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<応募締切>
9月7日(日)

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