上田麗奈になぜ魅了されるのか 『チェンソーマン』『タコピーの原罪』にみる蠱惑的な声色

上田麗奈の演技になぜ魅了されるのか

 9月19日より公開される劇場版『チェンソーマン レゼ篇』では、レゼ役を演じる上田。原作では、雨宿りのために入った公衆電話ボックスの中で、初めてレゼとデンジは出会う。レゼはデンジにボディタッチしたり、楽しそうに笑いかけたりする。その様子を見たデンジは、レゼは自分のことが好きだと考え、あっという間に彼女に惹かれ始めるのだ。

 デンジは、恋愛に関してちょろい男だ。マキマも好きだが、レゼも好きになってしまうデンジは、欲望にじつに正直だといえる。レゼに惹かれたのも彼のちょろさのせいに見えるが、そうではない。「デンジ君みたいな面白い人、はじめて」魅力的な女性にこう言われたら、きっと誰だってうれしくて舞い上がってしまうだろう。

 一方レゼは、とある目的のためにデンジに近づいていた。かわいらしい笑顔や言動の裏には、隠された別の顔があり、二面性のギャップも楽しめるキャラクターなのだ。そんなレゼ役に上田が抜擢されたのは、彼女の出演作を振り返るとしっくりくる。

“Chainsaw Man – The Movie: Reze Arc” - Main Trailer/劇場版『チェンソーマン レゼ篇』本予告

 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の本予告では、レゼの登場シーンを少しだけ観ることができる。上田が演じるレゼは、明るくて軽やかな笑い方ひとつとっても可愛らしい。レゼはもともと人気の高いキャラクターだが、上田が演じることによって、きっとさらにファンが増えるだろう。そして、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』を観終わった後、「レゼ役が上田でよかった」と思わせてくれる予感がするのだ。

■配信情報
『タコピーの原罪』
各プラットフォームにて配信中
キャスト:間宮くるみ(タコピー)、上田麗奈(しずか)、小原好美(まりな)、永瀬アンナ(東)
原作:『タコピーの原罪』タイザン5(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督・シリーズ構成:飯野慎也
キャラクターデザイン:長原圭太
プロップデザイン:中井杏・10十10
2Dワークス:アズマ・10十10
美術監督:板倉佐賀子
色彩設計:秋元由紀
CGディレクター:茂木邦夫
カラースクリプト:大谷藍生
撮影監督:若林優
編集:坂本久美子
音響監督:明田川仁
音楽:藤澤慶昌
アニメーション制作・プロデュース協力:ENISHIYA
企画・プロデュース:TBSテレビ
©タイザン5/集英社・「タコピーの原罪」製作委員会
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/anime/takopi_project/
公式X(旧Twitter):@takopi_pr
公式TikTok:@takopi_anime

■公開情報
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』
9月19日(金)公開
キャスト:戸谷菊之介(デンジ)、井澤詩織(ポチタ)、楠木ともり(マキマ)、坂田将吾(マキマ)、ファイルーズあい(パワー)、高橋花林(東山コベニ)、花江夏樹(ビーム)、内田夕夜(暴力の魔人)、内田真礼(天使の悪魔)、上田麗奈(レゼ)
原作:藤本タツキ『チェンソーマン』(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:𠮷原達矢
脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:杉山和隆
副監督:中園真登
サブキャラクターデザイン:山﨑爽太/駿
メインアニメーター:庄一
アクションディレクター:重次創太
悪魔デザイン:松浦力/押山清高
衣装デザイン:山本彩
美術監督:竹田悠介
色彩設計:中野尚美
カラースクリプト:りく
3DCG ディレクター:渡辺大貴、玉井真広
撮影監督:伊藤哲平
編集:吉武将人
音楽:牛尾憲輔
配給:東宝
制作:MAPPA
©藤本タツキ/集英社・MAPPA
公式サイト:https://chainsawman.dog/
公式X(旧Twitter):@CHAINSAWMAN_PR

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