反町隆史、織田裕二主演『北方謙三 水滸伝』に出演 「俳優人生の中で初めてのことでした」

WOWOWにて2026年に放送・配信される織田裕二主演の連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』に反町隆史が出演することが決定した。
累計発行部数1160万部を突破している北方謙三の歴史大河小説『大水滸伝』シリーズを北方の新たな解釈をもとにアレンジし、再構築した“北方版”『水滸伝』全19巻を初映像化する本作。腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆の物語だ。
腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江。彼が記した“世直し”の書『替天行道』は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む。
反町が演じるのは、そんな“はみ出し者”たちが結集する志の砦「梁山泊」を率いる頭領のひとり、晁蓋(ちょうがい)役。民に慕われる義の心と、烈火の如き闘志をあわせ持つ晁蓋は、物語のもう一人の中心人物。信頼で人を動かす“光を灯すカリスマ”・宋江(織田裕二)とともに、梁山泊を率いて腐敗した国家権力に立ち向かっていく。
主演の織田とはTVドラマ「SUITS/スーツ2」(2020年/フジテレビ系)以来約6年ぶり、2度目の共演となる反町。2人がそれぞれまったく異なるリーダー像を体現し、黄金タッグとして壮大な群像劇を牽引していくこととなる。
義に生きる姿勢と圧倒的な武勇で“托塔天王(たくとうてんおう)”の異名を取る男・晁蓋。民衆からの人望と苛烈な闘志でまとめ上げる、まさに“闘志”の頭領である。元より激情に満ち、理不尽に満ちた世の中に対して牙を剥いてきた晁蓋だが、宋江が書き記した世直しの書『替天行道』に出会い、同じ志を持つ仲間として彼と出会う。静と動、水と火——まったく異なる資質を持つ2人の頭領が体制に反旗を翻した者たちが集う志の砦「梁山泊」で並び立ち、国家権力に立ち向かう大いなる叛逆の物語が動き出す。
あわせて公開されたビジュアルでは、刀を携え、馬に跨って戦の最前線を突き進む晁蓋の雄姿や、 民を奮い立たせるように激しく檄を飛ばす頭領としての姿が捉えられている。また、出演発表に先駆け、公式SNSでは、賊徒として素性を隠す晁蓋(托塔天王)が仮面を被って佇む異様な姿が投稿された。その不穏なビジュアルは「一体誰が演じているのか?」とファンの間で話題を呼び、“匂わせ投稿”として注目を集めていた。
そんな晁蓋役を担うことについて、反町は「2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。『反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです』そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした」とオファー時を振り返る。また、「晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました」と役を生き抜いた心境を吐露。若松節朗監督も、「反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい」と確かな手応えを明かしている。
コメント
反町隆史(晁蓋役)

2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。
晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から
楽しみです。
「北方謙三 水滸伝」是非、ご期待ください。
若松節朗(監督)
反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。
その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
そして、反町隆史は照れ屋でもある。
普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリ
スマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。
義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせて欲しい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せて欲しい。
何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実に嬉しい。
眩い程の「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。
反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい。

■放送・配信情報
連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』
WOWOWにて、2026年に放送・配信
出演:織田裕二、反町隆史ほか
原作:北方謙三『水滸伝』(全十九巻/集英社文庫刊)
監督:若松節朗、村谷嘉則、佐藤さやか
脚本:藤沢文翁
エグゼクティブプロデューサー:西憲彦(WOWOW)
プロデューサー:大原康明(WOWOW)、古屋厚(ROBOT)、森安彩(共同テレビジョン)
制作プロダクション:ROBOT
製作著作:WOWOW
©︎2026 WOWOW
公式サイト:https://lp.shueisha.co.jp/dai-suiko/





















