麻生久美子、高良健吾、唐田えりかの姿も　横浜聡子監督作『海辺へ行く道』予告編公開

　8月29日に公開される横浜聡子監督最新作『海辺へ行く道』の本ビジュアルと予告編が公開された。

　本作は、漫画家・三好銀の『海辺へ行く道』シリーズを映画化した“人生讃歌”。何やらあやしげな“アーティスト”たちが行ったり来たりする街でのんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちの姿を描く。『ジャーマン＋雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』の横浜が監督・脚本を務め、Dos Monosの荘子itが初の映画音楽を担当した。

　主演を務めたのは、約800人のオーディションを経て主演を射止めた15歳（当時13歳）の原田琥之佑。そのほか、麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせらが共演に名を連ねた。

　第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplusにて正式上映され、特別表彰を獲得した本作は、今年で6回目を迎える日本最大級の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭2025への参加も決定。同芸術祭への映画での参加は本作が初となる。

　アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。

　公開された本ビジュアルは、青色が映えるキャンパスを下地にし、奏介を中心に個性豊かな登場人物たちの切り抜き写真と落書きのようなイラストもたくさん描き込まれており、そこへ“人生は予測できない魔法で溢れている”という言葉が添えられている。デザインはアートディレクターの石井勇一が手がけた。

　あわせて公開された予告編は、のんきに暮らす14歳の美術部員・奏介（原田琥之佑）たちが、つばの長いサンバイザーを被る謎の女性と遭遇するシーンから始まる。奏介とその仲間たちが夢中でものづくりをする姿や、あやしい大人たちから不思議な依頼が次々と舞い込んでいく様子が収められている。タイトルコールは、横浜監督の前作『いとみち』で主演を務めた駒井蓮が務めている。

　映像では、荘子itが本作のために書き下ろしたエンドソング「La chanson de Yoko」の一部も使用されている。劇中のセリフや環境音、劇伴などをサンプリングして作られており、歌詞を横浜監督が、ラップ部分を荘子itがそれぞれ担当した。

　また、7月11日より全国の上映劇場およびオンラインストアでムビチケ前売券の販売が開始。7月17日には新宿ピカデリーにて原田らキャストの舞台挨拶付き完成披露上映会が開催される。

■公開情報
『海辺へ行く道』
8月29日（金）ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本：横浜聡子
主演：原田琥之佑、麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせ、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀
原作：三好銀『海辺へ行く道』（ビームコミックス／KADOKAWA刊）
製作：映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給：東京テアトル、ヨアケ
2025年／日本／スタンダードサイズ／5.1ch／140分／G
©2025 映画「海辺へ行く道」製作委員会
公式サイト：umibe-movie.jp