ドゥニ・ヴィルヌーヴが『007』新作映画の監督に 「ジェームズ・ボンドは自分にとって聖域」
『007』シリーズの新作映画の監督がドゥニ・ヴィルヌーヴに決定。Amazon MGMスタジオが発表した。
すでに『スパイダーマン:ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』『ノー・ウェイ・ホーム』のプロデューサーを務めたエイミー・パスカルや、『ハリー・ポッター』シリーズのプロデュースを担当したことで知られるデヴィッド・ヘイマンの参加が発表されていた本作。
今回新たに監督に就任したことが発表されたヴィルヌーヴは、『DUNE/ デューン 砂の惑星』や『ブレードランナー 2049』を手がけたことで知られる。また、ヴィルヌーヴの妻であり、カナダ人ディレクターのタニヤ・ラポイントもチームに加わった。
今回の起用に際しヴィルヌーヴは、「私は熱狂的なジェームズ・ボンドのファンであり、自分にとって彼は聖域でした」と喜びをあらわにした。
Amazon MGMスタジオのマイク・ホプキンスは、「『007』の次の冒険が待ちきれない」とコメント。また、パスカルとヘイマンも、「この並外れた映画作家の手に委ねられることを幸運に思います」とコメントを寄せた。
なお、ダニエル・クレイグに代わる新たなジェームズ・ボンドを演じるキャストはまだ発表されていない。
コメント
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(監督)
私の最も初期の映画体験の記憶は、『007』と結びついています。子どもの頃から父と一緒に、ショーン・コネリー主演の『ドクター・ノオ』以来、ジェームズ・ボンド映画を観て育ちました。私は熱狂的なボンドファンです。私にとって彼は聖域です。この伝統を敬いながら、多くの新しいミッションへの道を開拓していくつもりです。これは非常に大きな責任を伴いますが、それと同時に、信じられないほどワクワクすることであり、私にとって大きな名誉です。エイミー、デヴィッド、そして私、3人とも、ボンドをスクリーンに再び登場させることに非常に興奮しています。この機会を与えてくれたAmazon MGM Studiosに感謝します。
マイク・ホプキンス(Amazon MGMスタジオ)
ドゥニがジェームズ・ボンドの新章の監督を引き受けてくれたことを光栄に思います。彼は映画界の巨匠であり、そのフィルモグラフィーがその実力を物語っています。『ブレードランナー 2049』から『DUNE/デューン』シリーズまで、彼は魅力的な世界観、ダイナミックな映像、複雑なキャラクター、そして何よりも重要なことに、世界中の観客が劇場で体験したいと渇望するほど、彼らが世界観に没入できる物語を作ってきました。ジェームズ・ボンドは、現代における最高の映画作家のひとりである彼の手に委ねられました。次の『007』の冒険が始まるのが待ちきれません。
エイミー・パスカル、デヴィッド・ヘイマン(プロデュース)
ドゥニ・ヴィルヌーヴは彼が小さい男の子であったときからジェームズ・ボンド映画に恋していました。彼にとってこの映画を作ることは長年の夢でした。そして今、それは私たちの夢にもなりました。この並外れた映画作家の手に委ねられることを、私たちは幸運に思います。