小関裕太が綾瀬はるかの弟役に 『ひとりでしにたい』山口紗弥加、恒松祐里、満島真之介も

『ひとりでしにたい』新キャストに小関裕太ら

 6月21日よりNHK総合で放送がスタートする綾瀬はるか主演ドラマ『ひとりでしにたい』の新キャストとして、小関裕太、山口紗弥加、恒松祐里、満島真之介の出演が発表された。

 本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したカレー沢薫による同名漫画を実写ドラマ化した社会派コメディ。30代も後半にさしかかった独身女性の山口鳴海が、キャリアウーマンである伯母の死をきっかけに、よりよく死ぬためによりよく生きる方法を模索する姿を描く。

 主人公・山口鳴海は、未婚・子なしの一人暮らしを謳歌していた。しかし、憧れていたキャリアウーマンの伯母が思いもよらない孤独死をしたことをきっかけに、焦って婚活を始めるものの撃沈。年下の同僚・那須田優弥から「結婚すれば安心って昭和の発想ですよね?」とバッサリ切り捨てられ、鳴海は「婚活」から180度方針転換して「終活」について考え始める。

 未婚で独身の女性、山口鳴海を綾瀬が演じ、脚本をNHK連続テレビ小説『あさが来た』や大河ドラマ『青天を衝け』などの大森美香が担当する。

 小関が演じるのは、鳴海(綾瀬はるか)の弟・山口聡。姉とは対照的に、おとなしく、まじめで、堅実。子供の頃から、「楽しそうな姉」「つまんない弟」と対比されて育ったせいで、姉に対してゆがんだ感情を持つ。20代で結婚、子供を持ち、持ち家をローンで買う、という「堅実でまっとうな人生」を歩んでいたが……。

 山口が演じるのは、鳴海の伯母・山口光子。独身のキャリアウーマンの走りで、世間からの冷たい言葉に耐えて働き続ける。「女としての王道の勝ち組」に見える雅子(松坂慶子)が疎ましく思え、互いに犬猿の仲に。定年後は、山口家に寄りつかなくなっていたが、思わぬ姿で発見され、鳴海に衝撃を与える。

 恒松が演じるのは、鳴海の義妹で聡(小関裕太)の妻・山口まゆ。高卒である事をコンプレックスに思っていたのに、初めて会った鳴海から、学歴について無邪気で無神経な発言をされてしまう。鳴海に「年下のハイスペック彼氏」ができたと聞いて、意味深な一言を放つ。

 満島が演じるのは、鳴海が24歳まで付き合っていた元カレ・川上健太郎。保険会社勤務でまじめで寡黙。おしゃべりな鳴海の話に黙って付き合ってくれたが、鳴海としては結婚が想像できず、自然消滅。健太郎に勧められて入った保険を見直すために、15年ぶりに再会することになるが……。

■放送情報
土曜ドラマ 『ひとりでしにたい』(全6回)
NHK総合にて、6月21日(土)スタート 毎週土曜22:00〜22:45放送
出演:綾瀬はるか、佐野勇斗、山口紗弥加、小関裕太、恒松祐里、満島真之介、國村隼、松坂慶子
原作:カレー沢薫『ひとりでしにたい』
脚本:大森美香
制作統括:高城朝子(テレビマンユニオン)、尾崎裕和(NHK)
演出:石井永二、熊坂出、小林直希(テレビマンユニオン)
写真提供=NHK

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