今田美桜×北村匠海×中沢元紀×河合優実×原菜乃華 『あんぱん』“大人”キャストは全員主役級

 NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、第3週「なんのために生まれて」からいよいよ青年期がスタート。ここで、幼少期の揺れ動く心を繊細に表現した子役たちと青年期を演じる役者陣を紹介していきたい。

柳井千尋(平山正剛/中沢元紀)

 千尋は嵩の弟で、幼い時に嵩とともに伯父の寛(竹野内豊)夫妻の元へ引き取られた。ある日から母・登美子(松嶋菜々子)に会えなくなった千尋(平山正剛)は、兄がいるとはいえ、寂しい思いをしてきただろう。高熱を出してしまった時に兄から「母さんに会いたいか」と聞かれ、「カアちゃまに会いたいき」とかすれた声で答える千尋の姿には胸が締め付けられた。身体が弱く、兄の陰に隠れるような引っ込み思案な性格だったが、大きくなるにつれ、家族思いで優しい青年となっていく。青年期の千尋を演じるのは中沢元紀。鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』(2023年/TBS系)でピッチャー・犬塚翔を演じ、注目を集めた中沢は、本作が朝ドラ初出演となる。たくましく、優しく成長した千尋をどのように演じるのか。

朝田メイコ(永谷咲笑/原菜乃華)

 メイコはのぶの妹で朝田家の三女。のぶと比べるとおっとりした性格で、朝田家の末っ子として家族の愛情を一心に受けて育った。ある時、幼いメイコ(永谷咲笑)が祖父・釜次(吉田鋼太郎)の作業場に入り込んでしまい、釜次の弟子である豪(細田佳央太)が安全な場所に避難させようとしたその時、石材が倒れてきてしまう。それが原因で朝田家の稼ぎ頭である釜次は怪我を負い、しばらく仕事ができなくなってしまうのだが、まわり回ってそのことが“朝田家のあんぱん”誕生に繋がっていく。大きくなったメイコは天真爛漫で歌うことが好きな女性へ。演じる原菜乃華の明るく華やかな雰囲気は、まさにその性格を表しているといえる。Prime Videoで配信された実写ドラマ『【推しの子】』では元天才子役の有馬かなを演じた原。“元天才”だった過去をコンプレックスに感じながらも、アイドルでい続けるために努力を重ねるという複雑な有馬の心を見事に表現して見せた。初出演となる朝ドラで、メイコとしてどんな人生を歩み、のぶに影響を与えていくのだろうか。

朝田蘭子(吉川さくら/河合優実)

 蘭子はのぶの妹で朝田家の次女。姉や母の言うことも聞き、妹の面倒もよくみる、真面目で器用なしっかり者。幼少期を演じた吉川さくら自身も蘭子のようなところがあり、『あんぱん』の公式Instagramに掲載されたオフショットでは、釜次を演じる吉田が包帯を巻かれているところにメイコとともに行き、心配するような様子を見せつつ、メイコと微笑ましいやり取りをしていた。成長した蘭子を演じるのは、2024年は『不適切にもほどがある!』(TBS系)、映画『ナミビアの砂漠』、『ルックバック』などと話題作に引っ張りだこだった河合優実。朝ドラには本作が初出演となる。にぎやかな朝田家の中では冷静に見える蘭子だが、その心のうちにはきっとのぶにも負けないような情熱があるはず。河合はどんな蘭子の姿を演じて見せてくれるのだろうか。

 
 
 
 
 
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