ルーナ・ルーナソン監督作『突然、君がいなくなって』6月20日公開 予告編&ポスターも

ルーナ・ルーナソン監督最新作『When the Light Breaks(英題)』が、『突然、君がいなくなって』の邦題で6月20日より公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアル、場面写真が公開された。
本作は2024年カンヌ国際映画祭ある視点部門オープニング作品として上映された人間ドラマ。監督を務めるのは、これまで3作の長編映画でカンヌ、サン・セバスティアン、ロカルノなど数々の国際映画祭の賞や招待を受け、短編映画『TwoBirds』ではアカデミー賞にノミネートされたルーナ・ルーナソン。今作では誰もが経験しうる身近な人の不在、そして集団のなかでの個と個の儚くも美しいつながりを、真っすぐに描く。
アイスランド・レイキャビクの美大に通うウナには、大切な恋人ディッディがいる。しかし、二人の関係は秘密だ。彼には遠距離恋愛をしている長年の恋人、クララがいるのだ。ある日ディッディはクララに別れを告げに行くと家を出た後、事故に巻き込まれ帰らぬ人となってしまう。誰にも真実を語ることができないまま、ひとり愛する人を失った悲しみを抱えるウナの前に、何も知らないクララが現れる。行き場のない気持ちに翻弄されるウナの姿、徐々に近づいていく“愛する人を失った”二人の距離を映し出す。
2025年ベルリン国際映画祭にてヨーロッパ・シューティングスター賞を受賞したエリーン・ハットルが、秘密を抱えた主人公ウナを演じる。
公開された予告編は、長いトンネルを抜けていく先に揺らめく光とともに、鳴り響く電話の発信音が不穏さを感じさせる映像から始まる。続いて、海辺で過ごすウナと恋人・ディッディの姿。二人の関係が周囲に知られてはいけない関係であることが明かされながら、ディッディは遠距離恋愛をしているクララとは別れるつもりだと告げる。互いへの愛を確信している様子の二人だが、ディッディが帰らぬ人となってしまい、その後の緊迫した人間関係が映し出されていく。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、主人公ウナが愛する人と過ごした愛おしい時間と、誰とも共有できないやり場のない悲しみを抱えたウナの表情、そのコントラストに「わたしを”秘密”にして、恋人が死んだ」というウナの心の叫びともとれるコピーが添えられている。
■公開情報
『突然、君がいなくなって』
6月20日(金)より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
監督・脚本:ルーナ・ルーナソン
音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:エリーン・ハットル、ミカエル・コーバー、カトラ・ニャルスドッティル、バルドゥル・エイナルソン、アゥグスト・ウィグム、グンナル・フラプン・クリスチャンソン
配給:ビターズ・エンド
後援:アイスランド大使館
2024年/アイスランド=オランダ=クロアチア=フランス/アイスランド語/80分/ビスタ/原題:Ljósbrot/英題:When the Light Breaks/PG12
© Compass Films , Halibut, Revolver Amsterdam, MP Filmska Produkcija, Eaux Vives Productions, Jour2Fête, The Party Film Sales
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