柳楽優弥「『ガンニバル』を世界にぶちかましたい」 堂々のシーズン2に自信
雪山ロケもあった撮影について、柳楽は「第3話から第4話にかけてのシーンで新潟に行ったんですけど、そこで焼肉とカラオケに行って。こういう作品なんだけど、チームワークはあった気がします。監督が組まれているスタッフさんが脇を固めているので、その中に俳優が入っていくのが居心地が良かったです。ものづくりをする上での誠意と遊び心が感じられました」と片山組の一体感を挙げた。吉岡が印象的だったのはトンネルのシーン。「後藤家と大悟と“あの人”と私とましろが四つ巴になるシーンで、直前に早めに入って体育館で練習しました。そういうことってとても大事だなと思っていて、危険な目に遭わないようにちゃんと練習するのは基本的なことだけど、ちゃんとやっている現場だと感じました」と感銘を受けたと話した。カーアクションもグリーンバックを多用せずアナログで撮影し、雪山で夏の季節を再現するなど現場の熱量を伝えた。
それぞれが個性的なキャラクターを演じる中、作中で印象的だった台詞を聞かれて、柳楽は「シーズン1で『ボケカスが!』っていう台詞があって、アドリブでやったんですけど、それがシーズン2のCMで使われて、やってみるもんだなと」と会心の笑み。実際に言っている人を見たことがきっかけだったそうで「きれいな身なりをした人がそれを言っていて、そのギャップが刻まれていて、どこかで使ってみたいなと」と温めていたとのこと。倉から、大悟の「駐在だ。バカ野郎!」が好きと打ち明けられて「ありがとうございます」と目を細めた。シーズン1から続投となる吉原が挙げたのは、自身が演じる後藤岩男の「神なんぞおらん。この世にあるのは血と肉だけじゃ」。「台本を読んでいる時も印象に残ったんですけど、なんて小さい世界にいるんだ、この大きい体で小さい世界のために最後まで戦っているんだなと思って、胸が引き裂かれる気持ちになった」と登場人物に思いをはせた。
この日はキャストから柳楽へのサプライズも。3月26日に誕生日を迎える柳楽に、吉岡と志水から供花村をイメージしたバースデーケーキが贈られた。柳楽の35歳の抱負は「『ガンニバル』を世界にぶちかましたいですね。そしてJドラマをみんなで盛り上げて、新たな時代を築きたいです」。さらに作品中で“あの人”として登場する後藤白銀役の澤井も登場し、イベントを盛り上げた。
最後に柳楽から「いろいろなエンターテインメントの要素があるんですけど、僕がこの作品を通して強く感じるのは大切な人を守ること。とても普遍的なテーマを扱った作品ですので、ぜひ楽しんでほしいです。『SHOGUN 将軍』(ディズニープラス)から僕たちもものすごく刺激を受けました。Jドラマを世界に見せて、新たな道を切り開いていきたいと強く思っていますので、応援をお願いします」と呼びかけて締めくくった。
■配信情報
『ガンニバル』シーズン2
ディズニープラス スター にて、3月19日(水)より独占配信
出演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、高杉真宙、北香那、杉田雷麟、山下リオ、田中俊介、志水心音、吉原光夫、中島歩、岩瀬亮、松浦祐也、永田崇人、ジン・デヨン、六角精児、恒松祐里、倉悠貴、福島リラ、谷中敦、テイ龍進、豊原功補、矢柴俊博、河井青葉、赤堀雅秋、二階堂智、大鷹明良、利重剛、中村梅雀、橋爪功、倍賞美津子
原作:『ガンニバル』二宮正明(日本文芸社刊)
監督:片山慎三、佐野隆英、大庭功睦
脚本:大江崇允、廣原暁
プロデューサー:山本晃久、半田健
アソシエイトプロデューサー:山本礼二
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