『まどか26歳』点滴スランプのまどかを救った2人の男性 やんわりと感じさせる恋の始まり

 ひっきりなしに急患が運び込まれてくる救命救急科での研修が始まった『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)第5話。

 あまりのスピード感と目まぐるしさに面食らってしまった研修医のまどか(芳根京子)は、今までできていたルート確保さえできず、すっかり振り出しに戻ってしまった自分の変化に戸惑う。

 生死を彷徨うような重病名が飛び交い、入れ替わり立ち替わり急病患者が搬送されてくる環境は、まさに終わりのない戦場のようだ。そんな逼迫した環境下で自分だけが取り残され、風景の一部と化してしまっているまどかは、思わずため息をついてしまう。カリスマ救命センター長の城崎(佐藤隆太)がこれを見逃すはずがない。「お前はなんで医者になった? 目の前でため息つくような奴に患者は救えない」とまどかを叱責する。

 このまどかの状況は、菅野(鈴木伸之)いわく「研修医あるある」の「点滴スランプ」で、研修医にとって通過儀礼のようなものらしい。そしてまどかにこの事態を打開するきっかけをくれた人間が2人いた。

 1人目は恋人の直人(渡邊圭祐)。クリスマスイブも当直のまどかの元に運ばれてきたのがまさかの直人で、寂しさのあまり1人やけ酒をしていたら階段から落ちてしまったのだと言う。顔も名前も知った自分の大切な存在の対応をしてみて、自身はこれまでの救急患者たちにそこまでの気持ちを向けられていなかったことに気づく。

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