北村有起哉、麻生久美子、松平健、宮崎美子 『おむすび』橋本環奈の家族はどんな人物?

『おむすび』橋本環奈の家族たちを紹介

自由奔放な破天荒おじいちゃん・米田永吉(松平健)

 結の祖父であり、聖人の父親でもある永吉は、ホークスファンの“のぼせもん”。家業の農業を手伝わずに、話題の場所にすぐに出かけてしまう自由気ままな性格だ。困っている人を放っておけない情に熱い性格だが、心配性で神経質な聖人とは相容れず、取っ組み合いの親子喧嘩を繰り広げることも。米田家を、いい意味でも悪い意味でも盛り上げる役どころになりそうだ。

 永吉を演じるのは、芸能生活50年以上にして本作が初めての朝ドラ出演となる松平健。大河ドラマやその他の時代劇で、硬派で威厳ある役柄を演じてきた松平が、型破りで破天荒なおじいちゃんとは、なかなか想像がつかない。松平本人も、公式ガイドブックのインタビューでこれまで演じたことがないキャラクターと永吉を評している。ホームドラマで、演じたことがないような役柄を演じることに楽しさを見出しているそうだ。松平のこれまでに見たことがない芝居を楽しめそうだ。

家族全体を見守るポジティブなおばあちゃん・米田佳代(宮崎美子)

 結の祖母・佳代は、自然豊かな糸島で丁寧に生活を積み重ねてきた穏やかな女性。結の良き相談相手でもあり、佳代が結に注いできた食を通した愛情が、結の将来を切り開いていく。ギャルの結と歩(仲里依紗)や、親子喧嘩を繰り広げる永吉と聖人を、愛子よりもさらに俯瞰して見守る米田家の守護神のような役回りになりそうだ。

 佳代を演じる宮崎美子は、『風のハルカ』『ごちそうさん』に続き三度目の朝ドラ出演。ヒロインの叔母、ヒロインの夫の母を演じてきた宮崎は、朝ドラのあたたかくにぎやかな雰囲気を担うことができる俳優といえるだろう。佳代の性格は宮崎のパブリックイメージそのものといえるほど、ぴったりの役柄。佳代が注ぐ家族への愛が、『おむすび』の癒し部分となりそうだ。

 ギャルとなる結を支える家族も個性豊かなキャラクターばかり。そしてそのキャラクター性を裏付けるドラマに、『おむすび』の良さが詰まっていそうな予感がする。朝ドラ初出演の俳優も多い今作が、平成の時代をどう表現していくのか、震災をどう描いていくのかを楽しみにしたい。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おむすび』
NHK総合にて、9月30日(月)より放送
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:橋本環奈、仲里依紗、北村有起哉、麻生久美子、宮崎美子、松平健、佐野勇斗、菅生新樹、松本怜生、中村守里、みりちゃむ、谷藤海咲、岡本夏美、田村芽実ほか
語り:リリー・フランキー
主題歌:B'z「イルミネーション」
脚本:根本ノンジ
制作統括:宇佐川隆史、真鍋斎
プロデューサー:管原浩
写真提供=NHK

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