Dlifeが贈る骨太なドラマシリーズ “当事者のリアル”を描く『ACCUSED/罪の真相』の特異性
そんな本作のリアリティを担保しているのが、これまでドラマや映画などで活躍してきた実力派俳優たちである。第1話「スコットの物語:息子への殺意」の主人公スコットを演じたマイケル・チクリス(『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』)をはじめ、第2話「エヴァの物語:代理母の苦悩」には『ブラックリスト』のメーガン・ブーンが、そして第3話「ダニーの物語:疑惑の継母」には『The O.C.』のレイチェル・ビルソンが、それぞれ重要な役で登場する。しかし、そのリアリティという意味で本シリーズが野心的なのは、聴覚障害者の事件を扱った第2話「エヴァの物語」の監督を、『コーダ あいのうた』で主人公の母親役を演じていたマーリー・マトリンが、第5話「ロビンの物語:ドラァグクイーンの現実」の監督を、『POSE/ポーズ』のプレイ・テル役で知られるビリー・ポーターが務めていることかもしれない。“当事者たち”だからこそ描くことができる、細密なリアリティ。それが本作のもうひとつの見どころなのだ。
これまで、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』や『クリミナル・マインド/FBIvs.異常犯罪』、全米プライム・タイムのドラマとしては史上最長寿の人気シリーズ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』、『9‐1‐1: LA救命最前線』、『FBI:特別捜査班』など、数多くの大ヒットシリーズを放送してきたDlife。本作『ACCUSED/罪の真相』は、その錚々たるラインナップのひとつとして新たに加わった、実に骨太なドラマシリーズと言えるだろう。
■放送情報
『ACCUSED/罪の真相』 シーズン1(字幕版)TV初放送
字幕版:毎週月曜22:00~23:00放送
再放送:毎週水曜23:00~0:00ほか
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