『怪獣8号』ファイルーズあい演じる四ノ宮キコルが初登場! カフカとレノは二次試験へ
そんな中で、カフカ以外にもう一体怪獣が出現。これによってカフカに当てられていた防衛隊の数は分散されるが、これはもう一方の怪獣を退治する隊員の数が減ることを意味している。レノからは隠れるよう言われていたカフカだったが、逃げ遅れた親子が怪獣に襲われているところを間一髪で救出。一振りで自分の体よりも大きい怪獣を吹き飛ばしてしまうカフカからは、もはや彼が人間ではないことを思い知らされる。そして、もう一発、渾身の力を込めて放たれたカフカの一撃によって、怪獣は血の雨に変わってしまった。佇むカフカに赤い血の雨が降り注ぐコマ割りは原作でも特に強調されており、松本直也のこだわりが見える漫画ならではの表現だ。それだけに映像に落とし込んだ際にこのシーンがどう表現されるのかを注目していて観ていたのだが、雨音が加わることでより臨場感のあるカットとなっていた。
怪獣と対峙して、もう一度幼なじみのミナの隣に立つことを決意するカフカ。しかし、カフカの存在は怪獣8号として世間に知られるようになり、日本中の防衛隊員から追われる身となってしまった。そしてこの3カ月後、カフカとレノは無事に防衛隊第一次試験を突破し、二次試験の会場となる西東京会場へと訪れることになる。
「そうあんたよ。さっさと気づきなさいよおじさん」
カフカをそう呼ぶのはツインテールがトレードマークのキコル。彼女を演じるファイルーズあいは『推しが武道館いってくれたら死ぬ』のえりぴよ役や『チェンソーマン』のパワー役でも知られているが、キコルの高飛車な態度と声色がぴったりと合っていた。初登場から特徴的なスーツを使って大きな車を片手で持ち上げたり、カフカに対して「怪獣臭くない?」と言い当てたりと、強烈な印象を残しているキコル。レノはキコルの名字である「四ノ宮」に敏感に反応しているあたり、ただものではない予感はするが……。個性豊かなキコルが登場したことで、画面が華やかになったことは間違いない。カフカとキコルの掛け合いにも注目したい。
■放送情報
『怪獣8号』
テレ東系:毎週土曜23:00~放送
BSテレ東:毎週土曜24:00~放送
AT-X:毎週日曜22:00~放送
アニマックス:4月27日(土)スタート 毎週土曜21:00~放送
キャスト:福西勝也(日比野カフカ/怪獣8号役)、瀬戸麻沙美(亜白ミナ役)、加藤渉(市川レノ役)、ファイルーズあい(四ノ宮キコル役)、河西健吾(保科宗四郎役)、新祐樹(古橋伊春役)、河本啓佑(出雲ハルイチ役)、武内駿輔(神楽木葵役)、千本木彩花(小此木このみ役)
原作:松本直也(集英社「少年ジャンプ+」連載)
監督:宮繁之、神谷友美
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン・総作画監督:西尾鉄也
怪獣デザイン:前田真宏
美術監督:木村真二
色彩設計:広瀬いづみ
3D監督:松本勝
撮影監督:荒井栄児
編集:肥田文
音響監督:郷文裕貴
音楽:坂東祐大
オープニングテーマ:YUNGBLUD「Abyss」
エンディングテーマ:OneRepublic「Nobody」
怪獣デザイン&ワークス:スタジオカラー
アニメーション制作:Production I.G
©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社
公式サイト:https://kaiju-no8.net
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/KaijuNo8_O