『ジョーカー』非公式パロディ映画が北米公開 ジョーダン・ピール製作の復讐アクションも
第8位には、オリヴィア・コールマン&ジェシー・バックリー主演のミステリー・ブラックコメディ『Wicked Little Letters(原題)』が公開2週目で大幅ランクアップ。前週の5館から1002館へと一気に上映規模を拡大し、3日間で155万ドル(前週比+1931.5%)を稼ぎ出した。
本作は1920年代のイングランドが舞台。保守的な女性ローズ(オリヴィア・コールマン)のもとに、匿名による誹謗中傷の手紙が19通届き、警察は口の悪いアイルランド移民のローズ(ジェシー・バックリー)を犯人として告発する。ローズは犯人ではないと否定するが、やがて思わぬ事実が明らかになっていき……。口汚い罵り合いの台詞ゆえにR指定を受けた、まさかの実話映画だ。Rotten Tomatoesでは批評家79%・観客87%と評価も高い。日本公開は未定だ。
なお、今週の第1位もモンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』。週末興収は3170万ドル、前週比-60.4%とやや大きい下落を見せたが、2週連続で首位を守り抜いた。北米興収は1億3503万ドル、全世界累計興収は3億6103万ドルと、今年公開作品としては『デューン 砂の惑星PART2』や『Kung Fu Panda 4(原題)』を追う勢い。製作費は1億3500万ドルなので、興行的成功はほぼ堅い。日本公開は4月26日。
北米映画興行ランキング(4月5日〜4月7日)
1.『ゴジラxコング 新たなる帝国』(→前週1位)
3170万ドル(-60.4%)/3948館(+87館)/累計1億3503万ドル/2週/ワーナー
2.『Monkey Man(原題)』(初登場)
1010万ドル/3029館/累計1010万ドル/1週/ユニバーサル
3.『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(↓前週2位)
900万ドル(-42.2%)/3835館(-510館)/累計8886万ドル/3週/ソニー
4.『オーメン:ザ・ファースト』(初登場)
836万ドル/3375館/累計836万ドル/1週/20世紀スタジオ
5.『Kung Fu Panda 4(原題)』(↓前週4位)
785万ドル(-24.1%)/3398館(-184館)/累計1億6605万ドル/5週/ユニバーサル
6.『デューン 砂の惑星PART2』(↓前週3位)
720万ドル(-36.6%)/2836館(-300館)/累計2億6485万ドル/6週/ワーナー
7.『Someone Like You(原題)』(初登場)
300万ドル/1800館/累計300万ドル/1週/Fathom Events
8.『Wicked Little Letters(原題)』(↑前週26位)
155万ドル(+1931.5%)/1002館(+997館)/累計165万ドル/2週/ソニー
9.『Arthur the King(原題)』(↓前週6位)
154万ドル(-38%)/1704館(-821館)/累計2220万ドル/4週/ライオンズゲート
10.『Immaculate(原題)』(↓前週5位)
140万ドル(-56.8%)/1706館(-656館)/累計1414万ドル/3週/NEON
(※Box Office Mojo、Deadline調べ。データは2024年4月8日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)
参照
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2024W14/
https://deadline.com/2024/04/indie-flilms-opening-queer-superhero-parody-the-peoples-joker-wicked-little-letters-1235876853/
https://variety.com/2023/film/news/peoples-joker-queer-comic-book-parody-theatrical-release-1235846062/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/monkey-man-box-office-opening-first-omen-1235868004/
https://deadline.com/2024/04/box-office-monkey-man-first-omen-godzilla-x-kong-1235876709/
https://deadline.com/2024/04/indie-film-box-office-wicked-little-letters-1235877728/