『辰巳』容赦のない怒涛な展開収めた本予告公開 カトウシンスケ&毎熊克哉のコメントも

小路紘史監督『辰巳』本予告公開

 4月20日に公開される小路紘史監督作『辰巳』の本予告と場面写真が公開された。

 小路監督の長編処女作『ケンとカズ』に続き8年ぶりの完全自主制作映画となる本作は、ヤクザ稼業で金を稼いでいる男・辰巳と、家族を殺され復讐を誓う少女・葵による“ボーイ・ミーツ・ガール”の物語。

 裏稼業で働く孤独な辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子の殺害現場に遭遇する。一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を連れて、命からがら逃げる辰巳。片や、最愛の家族を失い、復讐を誓う葵は、京子殺害の犯人・竜二を追う。生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、彼女に協力するうち、ある感情が芽生えていく。

映画「辰巳」本予告 4月20日(土)公開

 公開された本予告は、辰巳が生業とする裏稼業の正体とその強烈な描写から始まる。そして、辰巳の運命を左右することになる葵のじゃじゃ馬っぷりが映し出される。そんな中、「暴走する狂気が世界をのみ込んでいく」というテロップとともに、葵の姉・京子を殺害した狂暴で凄烈な犯人・竜二が登場。その後も、にらみ合い、つかみ合い、怒号、暴力、破壊、暴走、銃撃など、3人を待ち受ける過酷な運命を予感させる容赦のない怒涛の展開が収められている。

 あわせて公開された場面写真では、物語を支える登場人物たちの姿が切り取られている。

 また、小路監督の前作『ケンとカズ』で主演を務めたカトウシンスケと毎熊克哉からコメントも到着した。

コメント

カトウシンスケ

『辰巳』が公開される。『ケンとカズ』から8年。僕たちはどこまで来たのだろうか。遠くまで来たかな?進んでる?鬱屈とした靄や、もっともっとという渇きが僕の身体にまとわりつく。打破せよ、とこの映画は言う。荒野を行け、と僕に言う。遠藤雄弥さんが強い魂で演じる辰巳へ。ケンから血が滲むほど硬く硬く握ったバトンを。えいっ。我らが小路紘史がもがき苦しみながら、最恐で最狂で最強に愛おしいキャスト・スタッフと共にぶちかます渾身の一撃。ガツンと喰らえ。唾吐きながら未来へ生きてくぜ。是非見届けてください。よろしくお願いします。

毎熊克哉

「2作目まではオリジナルの自主映画をやる」と小路紘史は頑なだった。 理由を聞いてみると「それで1作目がまぐれじゃないことを証明する」と。 いわゆる商業映画デビューを先延ばしにして、 黙々と孤独に準備を進める姿を僕は見ていました。 そして『ケンとカズ』 から8年後、 彼は素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた。 最新映画『辰巳』は理屈を超えたモンスター級のパワーを放つ!必見。

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■公開情報
『辰巳』
4月20日(金)より、ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:小路紘史
出演:遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、龜田七海、足立智充、藤原季節
プロデューサー:鈴木龍 
配給:インターフィルム
2023年/日本/カラー/シネスコ/108分/5.1ch/R15+
©小路紘史
公式サイト:https://tatsumi-movie-2024.com/

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