終わりなき男女の対決を描いたイタリア映画 『男女残酷物語/サソリ決戦』6月7日公開へ

『男女残酷物語/サソリ決戦』6月7日公開へ

 1969年製作のイタリア映画『Femina Ridens(原題)』が、『男女残酷物語/サソリ決戦』の邦題で6月7日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントにて公開されることが決定した。

 本作は、終わりなき男女の対決を描いたイタリア製“ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラー”。公開から50年以上の時を経て、本邦初公開される。

 『黄金の七人』『女性上位時代』『愛の嵐』のフィリップ・ルロワと、マリオ・バーヴァやルチオ・フルチ作品にも出演したダグマー・ラッサンダーが主演を務めた。

映画『男女残酷物語/サソリ決戦』特報

 あわせて、特報映像と場面写真も公開。特報は記念撮影に興じる笑顔の男女から幕を開け、軽やかに野原を駆け回る2人の姿と共に、『ベニスの愛』『夜行性情欲魔』『血みどろの入江』などで知られるイタリア映画音楽の巨匠ステルヴィオ・チプリアーニの奏でるサウンドが流れる。そこから一転、女性の悲鳴と共に場面は切り替わり、女性ヴォーカルの乗ったアップテンポなナンバーに乗せて、謎の施設を舞台に次々と男女の攻防戦とも取れるシーンが映し出されていく。

 終盤に男性が進み入って行くカラフルな巨大像は、フランスの芸術家ニキ・ド・サンファルによる作品「ホン」のレプリカ。最後には、「誰も知らない、誰も観たことがない、55年前の新作映画」というコピーとともにタイトルが映し出される。

 場面写真は、肌をあらわに困惑の表情を浮かべる女性と、何かを吟味するかのような男性、そして中央にボンテージ器具のようなものが配されたデザインになっている。

■公開情報
『男女残酷物語/サソリ決戦』
6月7日(金)より、新宿武蔵野館・渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:ピエロ・スキヴァザッパ
製作:ジュゼッペ・ザッカリエーロ
撮影:サンテ・アキーリ
美術:フランチェスコ・クッピーニ
衣装:エンリコ・サバティーニ
編集:カルロ・リアリイ
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ、バロ・ソレリ、マリア・クマニ・クアジモド、ミレッラ・パンフィーリ
1969年/イタリア映画/ビスタ/90分
©1969 – Cemo Film (Italia) - Surf Film All Rights Reserved -

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