『恋する警護24時』予想外の伏線回収にときめきが止まらない 漆原=水田は確定なのか?

 第1話で、辰之助(岩本照)に「あなたを助けたい」と言われていた里夏(白石麻衣)が、今度は言う側に回るとは……。予想外の伏線回収に、ときめきが止まらなかった『恋する警護24時』(テレビ朝日系)第6話。

 辰之助が殺人容疑で逮捕されてしまったときはどうなることかと思ったが、里夏の弁護と「RACCO警備保障」の仲間たちのおかげで、無実が証明されて本当によかった。ただ、金井(渋谷謙人)を殺害した罪を辰之助に被せようとした犯人が見つかっていない以上、一件落着とはいかない。里夏らは、すべて水田(織山尚大)が仕組んだ罠だと読んでいるが、彼は改心もせずいまだに悪に手を染めてしまっているのだろうか。

 また第6話では、辰之助の父親を殺害した少年・水田が、漆原(溝端淳平)だというフラグが立ちまくっていた。水田が自転車に貼っていたロゴシールが漆原の会社のロゴと一致していたり、「事件に巻き込まれた少年3人のうちのひとりに、(漆原が)よく似ていると噂になっていた」と言われていたり……。しかも、漆原が里夏のクライアントになったのは、辰之助がボディガードをするようになってから。挙げてみればキリがないほどに怪しいポイントであふれている。

オシドラサタデー『恋する警護24時』2月24日(土)よる11:00~/第7話 予告動画(30秒)

 第7話の予告に、「辰之助と里夏はこれまで調べた裏付けと共に漆原が水田雄介であることを問い詰めると、漆原は平然と認める」と書いてあるということは、「水田=漆原」は確定なのだろうか。ただ一点、加賀美(山口大地)と電話をしていたときに、「やるしかなかったんだよ。俺たちはあいつと違って、守るべきものがある。そこを突かれて、脅された」と話していたのが気になる。“あいつ”とは、殺された金井のことなのか。それとも、漆原のバックに誰か潜んでいるのだろうか。

 ただ、不服ではあるが、水田が辰之助に罪を被せたおかげで、里夏との距離がグッと縮まったのは間違いない。これまでは、里夏を守る立場だった辰之助。しかし、今回事件の弁護をしてもらったことで、初めて守られる立場に。この出来事を経て、ボディガードと依頼人の枠を超えた絆が、2人の間に生まれたような気がする。とくに、勾留所で里夏と手を重ね合っていたときの辰之助は、確実に心を開いていた。これまで、結子(吉谷彩子)の前でしか見せてこなかった特別な表情を、里夏にも向けていたのだ。

 かたくなに壁を作ってきた辰之助だが、“LOVE TRIGGER”を引きまくっているせいで、里夏への気持ちが抑えきれなくなっているように見える。眠っている里夏を愛おしそうに見つめ、頬に触れようとしてしまう……なんてことは、これまでの辰之助の性格上考えられない。しかも、里夏の部屋から出てきたところを仲間たちに見られて、「いや、この、それは……任務なので?」と照れながら言い訳をするのも、愛おしすぎる。明らかに“任務”ではない「任務なので」に、思わず頬が緩んでしまった。

関連記事