岩城滉一、26年ぶりに映画主演 高月彩良、貫地谷しほりら共演『ラストターン』5月公開へ

 岩城滉一が主演を務める映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』が5月10日に全国公開されることが決定し、あわせて本予告と本ポスタービジュアルが公開された。

 本作は、定年退職後・子育て後の人生が昔と比べて格段に長くなった現代で、人生の最期のページを意識し始めた71歳の主人公が、一歩を踏み出して様々な人と交流し新たな挑戦をはじめ、自分の第二の青春を送ろうとする姿をオリジナル脚本で描いた物語。映画『うちの執事が言うことには』で長編映画監督デビューし、Netflixオリジナルドラマ『火花』(7・8話)や、『ワカコ酒』(テレビ東京系)などの久万真路が監督・脚本を務める。

 定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二(71)。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。刻々と近づく人生の最期を意識し始めた健二は、息子家族にも誰にも迷惑かけずに過ごせるよう、健康維持と「認知症予防」に取り組み始める。その一つとして、市のコミュニティクラブをに参加した健二は、橋本(71)という陽気な老人と知り合い、酒屋や病院検査を共にして、友好を深めていく。ある日、水泳教室体験入会の張り紙を見つける2人。全く泳げない健二は躊躇するのだが、橋本の「できないこと、できるようになるの愉快じゃないですか?」という言葉に後押しされ、水泳教室に参加することにする。水泳講師・岸本香里(24)の指導を受けることになった健二たち。健二は水泳を、今生きる人生のために、大切な「挑戦」であり「目標」だと考えはじめ……。

 1997年に公開された『なにわ忠臣蔵』以来、約26年ぶりの映画主演となる岩城が、ごく普通に暮らし定年を向かえた71歳になる主人公・福山健二を演じる。認知症だった愛妻を看取り、刻々と近づく人生の最期を意識し始めていたが、自身の物忘れに不安を覚え始め市のコミュニティクラブへ参加することを決意。さらには、ずっと苦手だった水泳に挑戦するなど、新たな一歩を踏み出していく。

 また、岩城演じる健二を置いて亡くなってしまう愛妻・福山佳代を宮崎美子、健二が通う水泳教室の講師・岸本香里を高月彩良、健二を色々なところに引っ張っていく社交的な友人・橋本勉を田山涼成がそれぞれ演じる。そのほか、淵上泰史、西尾まり、三浦誠己、貫地谷しほりらがキャストに名を連ねた。

映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』本予告

 公開された本予告は、毎晩、亡くした愛妻・佳代(宮崎美子)に語りかけるように、その日起きた出来事を日記に綴る71歳の福山健二(岩城滉一)の姿から始まる。定年を向かえ、趣味なし、友人もなしというひとり空虚な日々をおくる中、「何かあってからじゃ困るから」と自宅に見守りカメラをつけてくれた息子夫婦とも気持ちがすれ違ってしまう。そんな健二の目にふと入ってきたのは、シニア向けのコミュニティクラブ「健康長寿いきいきクラブ」のチラシ。最初は乗り気でない健二だったが、「これからはね、何でも手作りして健康に暮らしていきたいの」と味噌を手作りするなど明るく前向きだった生前の妻を思い出し、一歩踏み出してみることを決意する姿が映し出されている。踏み出した先で、陽気で社交的な友人・橋本勉(田山涼成)と出会い、親交を深めていく健二や、泳げないためずっと敬遠してきた水泳にもチャレンジすることにした健二が、水泳選手の夢破れて講師を続ける岸本香里(高月彩良)と出会う様子も。また、声優・井上和彦のナレーションとともに「これが最後のチャンスなんですよ!」と諦めない健二の姿も確認できる。

 ポスタービジュアルでは、一歩踏み出した71歳の健二の希望に満ちた表情が切り取られている。生前の妻との和やかな様子だけでなく、友人の橋本や水泳教室の講師・岸本と過ごす姿も描かれており、「人生はいつからでも輝ける」というキャッチコピーが配置された。

■公開情報
『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』
5月10日(金)より全国公開 
監督・脚本:久万真路
キャスト:岩城滉一、高月彩良、淵上泰史、西尾まり、三浦誠己、貫地谷しほり(友情出演)、田山涼成、宮崎美子
製作プロダクション:ザフール
配給:イオンエンターテイメント
©2023『ラストターン』製作委員会
公式サイト:lastturn-movie.com
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/lastturn_movie 

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