木梨憲武、24年ぶりドラマ出演のきっかけは安田成美? 「奥さんが“やりなさい”と」

 新・月10ドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)の制作発表が1月12日に行われ、奈緒、木梨憲武、深澤辰哉、見上愛、小林聡美、濱田岳が撮影の様子を語った。

奈緒

 本作は、3カ月後に結婚する娘・椎名瞳(奈緒)と3カ月後にこの世を去る父の雅彦(木梨憲武)が、結婚まで、あるいは死ぬまでにやりたいことリストを実現していくハートフルホームドラマ。W主演を務めるのは奈緒と木梨だ。奈緒は「桜の季節に届けたい作品ができたと思います。アットホームに撮影できて、ファミリーのような空気感」と順調な撮影を報告。木梨は「70人のスタッフとチーム一丸となって作っています。僕以外はプロの俳優の皆さんなので(笑)、そこになじめるように一つ一つみんなで作品を作っていきたい」と挨拶した。

 今作で初共演の奈緒と木梨。奈緒によると、クラインクイン前の初顔合わせは木梨のアトリエだったそう。木梨が「奈緒ちゃんがムードを作ってくれるのですごい助かります」と謙遜すると、奈緒は「最初お会いする時は緊張もあったんですけど、たくさんお話してくださって。『これどう?』、『よろしくね』って言ってくれて、自分は気を使ったりすることなく思いきりノリさんのお父さんに飛び込んで行こう、娘でいようと思えました」と振り返った。

(左から)奈緒、木梨憲武

 木梨は連続ドラマの出演は24年ぶり。「奥さん(女優の安田成美)がやりなさいと。とにかく台本を見ていなさいと強く言われます」と照れつつ、オファーを受けた理由を「音楽活動や所(ジョージ)さんとラジオや配信をやって過ごしていたのが、新しいこともやってみようと。ヒロミも『やりゃあいいんだよ』と言うので(笑)。撮影に入ってからも水谷豊さんに『ちゃんとやっているのか』と聞かれたり、中井貴一さんに『大丈夫、木梨くん?』って言われながらやってます」と周囲の後押しがあったと語った。

 ドラマで、瞳はお笑い芸人の“カズマル”こと一馬(濱田岳)と婚約する。瞳から雅彦への「お父さんにお笑いがわかるの?」という台詞も登場するが、奈緒は「台本をいただいた時にこのセリフを言える幸せを感じました。オリジナルドラマの当て書きだから生まれた言葉で、(脚本の)福田(靖)さんのセリフにパワーがあったのでシーンの撮影が楽しみでした。きっと日本中のツッコミを受けるんだろうなと思いながら楽しく撮影しました」と今作ならではの見どころを挙げた。

 劇中では木梨の持ちネタである手打ち食いも登場。木梨によると「バラエティーでやっていたことを目の前で遊んでいたら、やってほしいと言われた」そうで、奈緒も「私は初めて拝見して本番でやってくださいって言ったんです」とリクエストした。木梨は「本番でやったら奈緒ちゃんの返しが『もうそれいいから』でした。ヤバすぎる娘です」と父娘のやり取りを明かした。

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