ホグワーツ卒業後の進路は? 『ハリー・ポッター』主役トリオを演じたキャスト陣の現在

 1月12日から『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、“魔法ワールド”作品が4週連続放送となる。1週目の1月12日は、大人気シリーズの1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』を放送。同作では、ハリーを演じたダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート・グリント、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンのまだあどけない姿を見ることができるが、現実世界では彼らももう30代となり、時間の流れを感じさせる。皆それぞれに俳優業をつづけながら、プライベートも変化してきた。本稿では、『ハリー・ポッター』シリーズの主役トリオの現在を紹介しよう。

個性的な俳優道を邁進するダニエル・ラドクリフはパパに

ダニエル・ラドクリフ(写真:REX/アフロ)

 主人公ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフは、その後、ブロードウェイミュージカル『努力しないで出世する方法』(2011年)に出演したり、のちにオスカー受賞作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)で広く知られることになるダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの通称「ダニエルズ」の長編映画デビュー作『スイス・アーミー・マン』(2016年)で死体役を演じたりと、本当に驚くほど幅広い作品で独特なキャリアを築いている。彼の『ハリー・ポッター』後の出演作については、過去の記事(※1)で詳しく紹介しているので、興味があればそちらを参照してほしい。その後、サンドラ・ブロック主演のコメディ映画『ザ・ロストシティ』(2022年)でも、大富豪の犯罪者という、お得意の役柄を演じている。

魔法学校卒業後、死体になり、武器人間となる ダニエル・ラドクリフのキテレツ俳優道

子役として成功した俳優が、その後のキャリアを築くのは難しいと言われている。多くは幼いころ演じた役のイメージから抜け出せず、大人の…

 さらにプライベートでは、『キル・ユア・ダーリン』(2013年)で共演したエリン・ダークと2012年から10年以上に渡って交際。2023年3月、ダークの妊娠が発表され、翌4月には第一子が誕生した。子どもの名前や性別は明らかにされていないが、英タブロイド紙Daily Mailはニューヨークでラドクリフがベビーカーを押している姿をとらえた写真を独占公開している。

ルパート・グリントはドラマシリーズなどに出演

ルパート・グリント(写真:REX/アフロ)

 ハリーの親友ロンを演じたルパート・グリントは、3人のなかではその後のキャリアが若干地味な印象を受けるかもしれない。しかし、ドラマシリーズや映画にコンスタントに出演しており、着実にキャリアを築いている。

 映画『バレット・オブ・ラヴ』(2013年)やテレビシリーズ『サーヴァント ターナー家の子守』(2019年〜)、『ノック 終末の訪問者』(2023年)など、サスペンスやホラー映画に多数出演する一方で、『Sick Note ~診断書で人生復活?!~』(2017年〜2018年)のようなコメディ作品でも主演を務めている。

 プライベートでは、2011年から俳優のジョージア・グルームと交際しており、2020年5月には第一子となる女児が誕生。当初はプライベートを尊重するために子どもの名前などは公表していなかったが、同年11月にはInstagramを開設し、最初の投稿で「ウェンズデー・G・グリント」と名付けられた娘とのツーショットを公開した(※2)。

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