『葬送のフリーレン』一級魔法使い試験編は“デスゲーム”展開に 豊かなバトル描写に期待

 2023年のアニメ界を大きく賑わせたファンタジーアニメ『葬送のフリーレン』が、第2クールに突入。1月12日に放送される第18話からは、原作ファンが待望していた新章「一級魔法使い試験編」がとうとう幕を開ける。

 同エピソードは一体なぜ熱い支持を集めているのか、その魅力と見どころをネタバレにならない範囲で紹介していこう。

人間との戦闘でフェルンの実力や才能が浮き彫りに

 『葬送のフリーレン』はかつて魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレンが、人間を知るための旅路に出るという物語。現在、フリーレンたちの旅の目的地は「魂の眠る地」(オレオール)にあり、大陸最北端のエンデへと向かっているところだ。

 しかしその途中にある北部高原は、大陸魔法協会が認定する「一級魔法使い」の資格をもつ者が同行していなければ、通り抜けることができないという。そこでフリーレンとフェルンが、資格を得るために過酷な課題に挑むことになる……というのが、「一級魔法使い試験編」の大まかなあらすじだ。

『葬送のフリーレン』【一級魔法使い試験編】PV/2024年1月5日(金)第2クールスタート/OPテーマ:「晴る」ヨルシカ/Frieren: Beyond Journey's End

 そんな同エピソードは、公式PVを見るだけでも分かるように、さまざまな点でこれまでとは少し毛色が違ったストーリーとなっている。まず特筆すべきは、魔法使い同士による白熱したバトルが繰り広げられる点だろう。

 今までアニメ内で描かれてきた戦闘は、“腐敗の賢老”クヴァールや断頭台のアウラなど、冷酷無比な魔族たちが相手となっていた。しかし「一級魔法使い試験編」では、人間の魔法使い同士が試験の合否を賭けて衝突。合格の門は狭く、厳しいため、その競争は熾烈を極める。時には命を賭けて、互いの魔法をぶつけあったり、知略による権謀術数を巡らせたりするため、さながらデスゲーム風味の展開となっていくのだ。

 さらにフリーレンやフェルンは、戦闘時にほとんど「一般攻撃魔法」(ゾルトラーク)と「防御魔法」しか使わないが、試験のライバルたちはさまざまな魔法を戦闘に組み込んでいる。そのため、よりバリエーション豊かで見栄えする戦闘シーンが実現するだろう。

 バトル描写ということでいえば、フェルンの活躍も見逃せない。今まではフリーレンという最強格の魔法使いの影に隠れていたが、同じ人間の魔法使いたちと激突していくことで、その実力や才能がどれほどのものなのか、あらためて浮き彫りになるはずだ。

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