『ぎぼむす』麦田と亜希子の“縁”が生んだ奇跡 ギャップ溢れる佐藤健の愛しさに心が温まる
ちなみに本作でパン職人として生地を編んだり、食パンを作ったりするコツなど、佐藤健の覚えは早く器用だったと絶賛されている。TBSテレビ60周年特別企画 日曜劇場『天皇の料理番』で主人公の秋山篤蔵を演じたときは料理学校に通い料理の基本を学んでいたという。実際、手元の撮影も自分でこなし、その見事な包丁さばきを披露した。そして、この役のために髪を切り、坊主頭で撮影に挑んでいる。器用な人というだけでなく、演じるための努力も覚悟もできる人なのだ。
映画『るろうに剣心』シリーズでは、主人公・緋村剣心役の迫力ある華麗なアクションで海外のファンの心も鷲掴みにした。心を鷲掴みといえば、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で演じたドSなエリート医師・天堂浬役にハマった人は数知れず。ドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)の鳥野直木役のクールで切ない表情も印象的だったが、ラブストーリーで大人の男の色気を感じさせるほど、真逆の方向に振り切れた『ぎぼむす』の麦田のようなおバカなキャラがよりインパクトを与えるという効果もあるのかもしれない。
本作の制作記者会見で竹野内豊が「佐藤健くんの現場に佇んでる姿と麦田のギャップがすごい」と言っていたが、佐藤健自身も「気合を入れて麦田になっている」と発言していた。「カメレオン俳優」という言葉があるが、佐藤健もコミカルな役もシリアスな役も自由自在に演じ分ける才能あふれるカメレオン俳優の一人である。
■配信情報
『義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル』
TVer、U-NEXTにて配信中
出演:綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌、井之脇海、吉川愛、奥貫薫、真凛、松下由樹、遠山俊也、宇梶剛士、浅利陽介、浅野和之、麻生祐未
原作:桜沢鈴『義母と娘のブルース』(ぶんか社刊)
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗
音楽:髙見優、信澤宣明
主題歌:MISIA「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」(アリオラジャパン)
プロデュース:中井芳彦、飯田和孝、大形美佑葵
製作著作:TBS
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