『相棒』キャラクターならではの魅力が詰まった年内ラスト放送 トリオ・ザ・捜一も大活躍

 前回、第8話で華麗なアクションシーンを見せた「トリオ・ザ・捜一」は今回も大活躍。なんと若頭の亡骸の前で弓生に銃を突きつける桑田に向かって3人が同時に発砲したのだ。これにより怯んだ桑田は、銃を右京に取り上げられていた。「今日はせっかく携帯した銃を撃てて満足です」という伊丹や「3人いれば誰か当たりますよ!」という麗音(篠原ゆき子)のその後の言葉もかっこいいのにちょっと笑いに変えてしまう「トリオ・ザ・捜一」らしい。

 実はこの事件の裏で、もうひとつ事件が起こっていた。扶桑武蔵桜が解散するかもしれないという噂を聞かされた内村が、驚いて階段から落ち、瀕死の重症となってしまっていたのだ。内村は過去、扶桑武蔵桜と半グレ集団との間に抗争が勃発するという事件が発生した時、現場へと赴き、半グレの一味の1人から金属バットで頭部を強打されて重傷を負い、生死をさまよったことがある。ここから奇跡的に生還し、短気な性格から、法の適正な手続きを重んじる正義感の強い性格へと変わっている。これについては内村本人も「まるで生まれ変わったような気分だ」と言うほどで、右京も「生死の境をさまよった影響で人格が変貌したのではないか」と推測している。またもや大きな衝撃を頭に受けてしまった内村だが、今回も驚異的な生命力で回復。果たして人格がどうなってしまったのかは、ぜひその目で確認してほしい。

 この第9話で本作の年内放送は最後となる。年明け、元日に放送される『相棒 season22』元日スペシャルには3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)の家族、そして息子が出演することが発表された。放送からずっとワクワクさせてくれる『相棒』に目が離せない。

■放送情報
『相棒 season22』元日スペシャル「サイレント・タトゥ」
テレビ朝日系にて、2024年1月1日(月)21:00~23:15放送
出演:水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西 惇、田中隆三、松嶋亮太、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、美村里江、新納慎也、真飛聖ほか
脚本:輿水泰弘
監督:権野元
制作:テレビ朝日/東映
©︎テレビ朝日
公式X(旧Twitter):@AibouNow
公式Instagram:@aibou_official

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