『ワンダフルデイズ』チャ・ウヌ史上最高のキスシーン! ついにヘナとソウォンが結ばれる
チャ・ウヌの3年ぶりのラブコメ主演が話題の『ワンダフルデイズ』。現在、U-NEXTにて独占配信中の本作は、キスをすると犬に変身する呪いをかけられたヒロインと、ヒロインに恋する犬恐怖症の数学教師の恋を描いたファンタジーロマンチックコメディだ。主演のチャ・ウヌと、ヒロインを演じるパク・ギュヨンの甘いケミが、毎週視聴者を魅了している。
特に第8話は、チャ・ウヌ史上最高の“おかわりキス”にSNSが騒然となった。国語教師ハン・ヘナ(パク・ギュヨン)が、酔った勢いで人違いをして、数学教師のチン・ソウォン(チャ・ウヌ)にキスをしてから93日が経過。ヘナは、残り1週間で犬恐怖症のソウォンと再びキスをしないと、永遠に犬のままでいなければならないのだ。焦るヘナだが、そんなヘナにソウォンの学生時代の同級生で“悪縁”のカン・ウンファン(キム・ミンソク)の魔の手が迫っていた。ウンファンは動画配信者で、ヘナの秘密を知り、ヘナが犬に変身する姿を配信しようと彼女の周囲をうろついていた。ソウォンは、ウンファンがヘナを付け回していることを知り、「ヘナに手を出すな」とウンファンを殴りつける。しかし、ウンファンはソウォンに犬をけしかけ、彼を背後から襲い気絶させる。
ヘナは、ウンファンからソウォンをおとりに呼び出され、ウンファンのライブ配信に映し出されてしまう。ウンファンは、動画視聴者からウンファンがキスをしてもヘナは犬に変わるのかと問われ、ヘナにキスをしようと近づいていく。恐怖で怯え、絶体絶命のピンチに陥るヘナ。0時も近づき、ウンファンの憎たらしさに視聴者が手に汗握るその瞬間、姫を救い出すヒーローのようにソウォンが抜群のタイミングで助けに現れた。ウンファンを殴るソウォンを尻目に、ヘナは0時になる前に逃げ出さなければと、一目散に外へと逃げ出す。しかし、ソウォンはヘナを追いかけ、彼女に追いついてしまう。ここからの展開は、固唾を飲んで見守っていた視聴者たちのボルテージが最高潮に上がった瞬間だろう。
ヘナたち家族がこれまで秘密にしてきた、犬に変身するという呪い。その呪いのせいでヘナと姉のユナ(リュ・アベル)は苦しんできた。苦しむヘナに、父パンドン(キム・ホンピョ)は、母ミソン(チョン・ヨンジュ)の秘密を知ったときの話を聞かせ、ソウォンもヘナのことを信じてくれると勇気づける。このときのパンドンの話が、ヘナの背中を優しく押したのだ。
0時直前で、ヘナは自分を追ってくるソウォンに向かって、それ以上自分に近づくなと言う。さらに、ヘナは自分が犬に変身することをソウォンに知られたと思い、「話そうと思ってたんです、戸惑うでしょうし、気味が悪いですよね。嫌いになるのも分かります。私は変わっているから」と泣きながら話す。そんなヘナにソウォンは、自分の犬恐怖症を「こんな僕は変ですか? 気味が悪いですか?」と問う。互いが秘密にして、ひた隠しにしてきたもの。人によっては弱点や変わっているように見えるそれは、個性であり、特徴であり、決して気味が悪いものでもないと本作は訴えかけてくる。
「ココアと仲良くなりたい」
ソウォンの言葉が合図のように、時刻は0時となり、ソウォンの顔をアップにしたまま、どんどんとカメラの視点が下がっていく。ヘナが犬に変身したことがわかるカメラワークだ。ヘナの視点から、ソウォンがどんな表情で自分を見つめているのかを、その場で体験している思いにさせられる。変わっていくヘナの姿を、真摯に見つめるソウォンの優しい眼差し。そして、犬に変わったヘナの表情。俳優犬ピナちゃんの「これが私なんです……」と言っているような眼差しがたまらない。そっと犬に変わったヘナに近づいていくソウォンは、奥歯を噛みしめ、ゆっくりと抱き上げる。