『SPY×FAMILY』豪華客船編に突入! ヨルのアクションシーンに期待が高まる理由

 さらにアニメ『SPY×FAMILY』の醍醐味はアクションシーンだけではない。作品の設定上、あまり頻度は高くないものの、時折ド派手な戦闘シーンによって視聴者を感嘆させてきた。

 たとえばMISSION:5「合否の行方」では、アーニャがイーデン校に合格したことのご褒美として、ロイドたちが「おしろでたすけられごっこ」をプレゼントすることに。巨大な城でごっこ遊びにふける彼らの様子は、原作では8ページほどのダイジェストで描かれたが、アニメではボンドマンもとい“ロイドマン”の活躍がたっぷり増量されている。

 そして“最強の魔女ヨルティシア”として立ちはだかったヨルと、1対1で格闘を繰り広げる様子も描写されており、その迫力はまるで本物のバトルアニメのようだった。

 これから描かれる豪華客船編は、原作では珍しく戦闘シーンが多いエピソードなので、アニメスタッフの本気をより一層堪能できる話になるかもしれない。迫力満点のアクションシーンがどれだけ増えるか、楽しみでならない。

 なおスタッフの編成で見ると、Season1では総作画監督を嶋田和晃と浅野恭司の2名が務めていたが、Season2は嶋田のみのクレジットに変わっている。嶋田氏は『ヤマノススメ』シリーズの作画監督や『約束のネバーランド』の総作画監督として知られる凄腕の人物だ。

 他方で浅野は、『進撃の巨人』Season 3までの総作画監督を務めたWIT STUDIO屈指のアニメーター。現在も『SPY×FAMILY』から離れたわけではなく、12月22日公開予定の『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』で総作画監督を担当することが発表されている。

 豪華客船編と劇場版、いずれもファンにとっては見逃せない大興奮の映像化となりそうだ。

■放送情報
TVアニメ『SPY×FAMILY』Season2
テレビ東京ほかにて、毎週土曜23:00〜放送
出演:江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、松田健一郎、吉野裕行、甲斐田裕子、山路和弘、小野賢章、藤原夏海、加藤英美里、佐倉綾音
原作:遠藤達哉(集英社『少年ジャンプ+』連載)
監督:古橋一浩、原田孝宏
シリーズ構成:大河内一楼
副シリーズ構成:谷村大四郎、久尾歩
キャラクターデザイン・総作画監督:嶋田和晃
色彩設計:原恭子
美術設定:塩澤良憲、スタジオイースター
美術監督:臼井みなみ 
3DCG監督:宮地克明
撮影監督:佐久間悠也
編集:齋藤朱里(三嶋編集室)
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
公式サイト:https://spy-family.net/
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