さて、無人島でドローンを飛ばし、モクハを偶然見つけたのはテレビ局の記者カン・ウハク（チャ・ハギョン）。明るく愉快な性格、口は達者だがお人好しで憎めないタイプ。頼れる人もおらず、行くあてのないモクハを家族に内緒で屋上の部屋に住まわせているが、恐らく家族全員にバレている。そんなウハクを魅力いっぱいに演じているチャ・ハギョン（エン）が印象的で新鮮な一面を見せてくれている。しかし高校生までの記憶がないことやモクハとリンクする過去が偶然なのか必然なのか、目が離せない人物だ。

　そして、ウハクと同じテレビ局で働くプロデューサーであり、ウハクの弟でもあるカン・ボゴル（チェ・ジョンヒョプ）。モクハを発見した場所に一緒にいたボゴルは、物静かで感情が読めないが、ウハクの過去について知っており、本人には隠している様子。ボゴルを演じるチェ・ジョンヒョプはパク・ウンビンと『ストーブリーグ』（2019年）以来の共演で、モクハとボゴルとしての新たな関係性にも期待したい。

　早くも視聴者を魅了させている『無人島のディーバ』。“次はどうするか”ではなく、今を精一杯生きようとするモクハの毎日が楽しみでならない。

■配信情報
『無人島のディーバ』
Netflixにて配信中
出演：パク・ウンビン、キム・ヒョジン、チェ・ジョンヒョプ
原作・制作：オ・チュンファン、パク・ヘリョン、ウンヨル
（写真はtvN公式サイトより）