升毅が朝ドラ『ブギウギ』出演の喜びを語る 大隈社長は「本来の自分とは真逆の人物」

『ブギウギ』升毅が出演の喜びを語る

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中の升毅よりコメントが寄せられた。

 升が演じるのは、歌舞伎や映画など幅広く手がける日本随一の興行会社・梅丸の社長・大熊熊五郎。梅丸少女歌劇団(USK)の親会社でもある。金勘定に厳しい経営者だが、芸事を愛し、涙もろい一面もある。

 升は本作への出演について、「これまでにない面白い体験」と喜びを明かす。

「『あさが来た』から8年ぶりの朝ドラの出演になります。今回は、ヒロインのモデルが笠置シヅ子さんということで、自分が幼いころから見聞きしていた人物ということもあり、勝手に親近感を持っていました。趣里さんのお芝居を見ながら本人の姿が目に浮かぶという、これまでにない面白い体験でした」

 演じる大熊社長は自身と「真逆の存在」だそうで、「ひとことで言うなら大きな人物です、台本を読んでそう感じましたし、実際に演じて、会社のことや社員のこと、関わっている人間全体をしっかり考えている人間で、社長としての在り方、存在感があります。大熊ですから、名は体を表していますね(笑)。涙もろい部分もあるのですが、そこは見せずに厳しい決断を下していかないといけません。本来の僕は顔にすぐ出るし、口にも出すし、全然ドンと構えていません(笑)。大熊は本来の自分とは真逆の人物ですね。なので自分だったらこうするだろう、ということの反対をやればいいので、そういう意味で役作りのイメージに役立ちました。演じるにあたって意識したことは、昔の人は、現代の人よりも落ち着いていますよね。時代的にも、時代劇とまではいかないけれどそれに近いので、感情を表情に出さずに、ゆったりと動くことを心がけました」と役作りについて明かした。

 また、現場で最も驚いたのは「ラインダンス」なようで、「ラインダンスを見た時は本当に驚きました! 最初は何もできなかった団員たちが、稽古をしてここまで来たという成長の過程を目の当たりして、震えました。非常に高い完成度でした」と撮影を振り返った。

 最後に視聴者に向けて、「ご覧になる方々の中には笠置シヅ子さんを実際に知っている方もいれば、まったく知らない方もいらっしゃると思います。僕らよりもっと上の世代の方々には非常に懐かしんでくださると思いますし、まったく知らない人たちにも、ブギっていいなときっと思ってくださると期待しています。このドラマをきっかけに、またブギが流行しそうな気もするし、昔の大シンガーがこういう曲を歌っていたんだということに注目していただきたいです」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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