齊藤京子、快進撃続く個人の活動に抱く思い 「日向坂46に少しでも貢献できれば」

 日向坂46としての活動のほか、『キョコロヒー』(テレビ朝日系)などバラエティ番組でも頭角を現し、10月21日スタートの『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)ではドラマ単独初主演を務める齊藤京子。そんな彼女が、ハリウッドのアニメーション映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』で吹き替え声優に初挑戦。ジャーナリストのたまごである高校生のエイプリル・オニールを演じている。吹き替え声優初挑戦の心境や、日向坂46や個人での活動について話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

コンプレックスだった“声”の仕事は「本当にうれしかった」

ーー本作で吹き替え声優初挑戦となりました。オファーを聞いたときは驚かれましたか?

齊藤京子(以下、齊藤):驚いたと同時にとっても嬉しかったです。声優のお仕事をやらせていただけるとは夢にも思っていなかったので。実際にやってみたら本当に楽しかったので、また機会があればぜひやらせていただきたいなと思いました。

ーー齊藤さんは“声”に特徴があるので、声優のお仕事もぴったりだと思いました。

齊藤:ありがとうございます! 小学生、中学生くらいの頃までは、声にコンプレックスがあったんです。周りのみんながかわいらしい声なのに対して、自分の声はなんでこんなに低いんだろうと。でも、この世界に入ってから声を誉めていただく機会がかなり増えて、いつか声を活かせるお仕事ができたらいいなと思っていました。まさか声優のお仕事ができるとは思っていませんでしたが……(笑)。だから本当にうれしかったし、すごく光栄でした。

ーー実際にアフレコをやってみていかがでしたか?

齊藤:本当に楽しかったです! でもやっぱり難しかったですね。今回、日本語で声を入れるのは私が一番最初だったんですよ。

ーーそうなんですか? トップバッターだったんですね。

齊藤:他のキャラクターの声は、英語のオリジナル版を聞きながら、自分の声を入れていくかたちで難易度の高い挑戦でした。でも完成した作品を観たら、他の方にもちゃんと馴染めていたので、安心しました。

ーーめちゃくちゃ馴染んでましたよね。エイプリルの声が齊藤さんであることを知らないで観たら、絶対にわからなかったと思います。

齊藤:うれしいです! 完成した作品を観たときは、自分の声が映画の中のキャラクターの声になっていることにとても感動して、ニヤニヤしていました(笑)。「こんなことが自分の人生で経験できるんだ!」と本当にうれしかったです。でも途中からは普通に映画に入り込んでいました(笑)。

ーーアフレコは楽しかったとおっしゃっていましたが、逆に緊張したりすることはなかったですか?

齊藤:もちろん緊張しました。静まりかえったブースの中で、いまから自分の声を一つずつ録るんだと考えると、本当に緊張してしまって……。声が震えてしまったらダメなので、とにかく楽しみながらやろうという気持ちに切り替えて、結果的にリラックスした状態で取り組めたと思います。 ただ、エイプリルは終始声を張り上げた状態でセリフを言うので、終わってからの疲労感は結構ありました。

ーー短い期間でまとめて録るのでなかなかハードな作業ですよね。“声”で言うと、普段は日向坂46として歌を唄われているじゃないですか。その経験が活きたところはありましたか?

齊藤:腹式呼吸で声を出すことを意識していたので、声がかすれてしまうとか大きい声が出ない、みたいな悩みはなくできたので、そういう意味ではいままでの経験が活きたのかなと思います。自分の中でも、出し切れたという思いが強いです。

ーー自分の中でも満足のいくお芝居ができたと。

齊藤:そうですね。もっともっと上達できるように頑張りたいですし、また声優のお仕事ができたらうれしいです。

関連記事