田中宏明、三浦理香子らが完成に感無量 『二十歳に還りたい。』公開初日舞台挨拶レポ

(左から)田中宏明、上杉祥三

 また上杉は「大監督なのに自由にやらせてくれる」とし、長回し&ほぼアドリブで撮影が進んだという“お酒を飲む”シーンを回顧。「長回しって、役者はしんどいし、技量を問われるし、カメラマンもめっちゃイライラしやすい(するもの)」と笑いを交えつつ、「現場はそうなるけど、出来上がったときの厚みが全然違うんですよ。本当に貴重な監督とお仕事させていただいて、ありがとうございました」と思いを述べた。

 ここで、津嘉山正種からのビデオメッセージが到着。津嘉山は「この作品は“無償の愛に生きよ”というのがキーワードなんだろうと思う」と語り、「赤羽監督をはじめ、若いキャストのエネルギッシュなパワーに押されて、なんとかこの役ができた」と打ち明けた。

ビデオメッセージで登場の津嘉山正種

 それを受けて田中は「“無償の愛”という言葉は映画でも大事ですし、自分自身にとっても大事な言葉になった」と前を向き、「津嘉山さんのように、渋くてカッコいい男になっていきたいとあらためて思いました」とほほえんだ。

 最後に、赤羽監督は「みなさん人生を振り返れば、1つくらいは絶対にいいことをしているはず。それを思い出して、自分で自分を褒めてあげてください。そして笑顔になってください」とメッセージ。三浦は「この作品が、身近にいる大切な人のことをあらためて考えるきっかけになってくれたら」と願いを込め、田中は「この映画が余韻とともに、みなさんにとって大事な作品として末永く記憶に残ってくれたら嬉しいです」と締めくくった。

(左から)赤羽博監督、三浦理香子、田中宏明、上杉祥三

■公開情報
『二十歳に還りたい。』
全国公開中
製作総指揮・原作:大川隆法
出演:田中宏明、三浦理香子、永嶋柊吾、伊良子未來、上杉祥三、津嘉山正種
監督:赤羽博
製作:幸福の科学出版
製作協力:ARI Production、ニュースター・プロダクション
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
配給:日活
配給協力」東京テアトル
Ⓒ2023 IRH Press

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