『ウソ婚』すれちがいまくる匠と八重の恋 菊池風磨と長濱ねるの“優しさ”がぶつかり合う
しかし、お互いに優しいからこそ、進まないこともある。とくに、八重と匠は“他人を傷つける”ことへの恐怖心がすごい。そのせいで、自分の幸せを後回しにしてしまう……というか、幸せになるのが怖いのかもしれない。自分が不幸でいることで安心できる典型的な不幸体質なのだと思う。
でも、2人が幸福なのは、「それはちがう」と教えてくれる友人がいること。二木谷レミ(トリンドル玲奈)は、「だからなに? どうやって終わるの? そのループ」と八重のマイナス思考をバッサリ斬り、進藤将暉(渡辺翔太)は「ないって、誰も傷つけない幸せなんて」と正直な言葉をぶつけてくれた。
「バカにしないで! ツバメは巻き込まれたんじゃない。選んだんだよ。王子様のそばにいるって。いようって、いたいって。決めたの、私が」
レミと進藤の後押しもあり、ようやく匠に“本音”をぶつけることができた八重。しかし、踏切の音に遮断され、匠にはその声が届かなかった。こちらが引いてしまうほど、八重のことを愛してきた匠のことだ。彼女の想いを聞かないはずがない。「きっと、どこかで聞いているのでは……? 」と願ってしまうが、好きすぎてつらいからこそ聞かないようにした可能性も考えられる。すれちがいまくっている2人の恋は、一体どうなってしまうのだろうか。次週放送の最終話、しっかりと見届けたい。
■放送情報
『ウソ婚』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜23:00〜放送
出演:菊池風磨(Sexy Zone)、長濱ねる、渡辺翔太(Snow Man)、トリンドル玲奈、織田梨沙、黒羽麻璃央、鶴見辰吾ほか
原作:時名きうい『ウソ婚』(講談社『姉フレンド』連載)
脚本:蛭田直美
音楽:岩本裕司
主題歌:Sexy Zone「本音と建前」(Top J Records)/作詞・作編曲:椎名林檎
監督:山口健人、木村真人
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、島本講太(ジェイ・ストーム)、芳川茜(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
制作:カンテレ、ジェイ・ストーム
©︎カンテレ
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