『魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』特報を考察 2人のほむらは一体何者?

 9月10日、『Aniplex Online Fest 2023』で『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの最新作『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』の詳細が発表された。とにかく情報が盛りだくさんであり、PVの映像美も期待を遥かに超えるもので、歓喜したファンも多いのではないだろうか。そして、さっそくファンの間で考察が始まっている。

 公開されたティザービジュアル第2弾を見て驚いた人も多いだろう。2人の暁美ほむら(と思われる人物)が描かれているのだ。その奥には、背中を向けた魔法少女姿の鹿目まどかがいる。この意味深な構図は何を意味するのか。『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』の終盤でほむらはまどかに対し、ゆくゆくは敵対する可能性を匂わせている。まどかを巡ってほむらが何かしらの行動を起こすストーリーになるのは間違いないだろうが、では2人のほむらは何者なのだろうか。

 まず、こちらを向いているほむらは、頭にリボンをつけていないことや、そのヤンデレっぽい表情から「悪魔ほむら」とみて間違いない。ほむらはTVアニメ版の最終話でまどかから赤いリボンを託されたが、『叛逆の物語』の終盤で悪魔ほむらとなり、転校してきたまどかにそのリボンを返しているためだ。

 そして、手前の後ろ姿のほむらは赤いリボンをつけていることから、TVアニメ版最終話のほむらかもしれない(つまり、悪魔ほむらになる前のほむらである)。しかし、手にしている武器は初めて見るものだ。TVアニメ版最終話のほむらは弓矢を武器に戦う設定だったはずなのだが。そうなると、いったいこのほむらは何者か。悪魔ほむらになる前のほむらが、悪魔ほむらになったほむらと戦うのか。謎は深まるばかりだ。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』特報第1弾

 ティザービジュアルと合わせて公開されたPVも注目すべき点が多い。なかでもファンを驚かせたのが、佐倉杏子、巴マミ、美樹さやかの服装や姿が微妙に異なり、違和感が多いことだろう。杏子はロングだった髪が短くなっているし、マミの魔法少女服はデザインが若干異なり、もっとも特徴的なリボンがない。そして、極めつけはさやかだろう。服装がやはり微妙に異なっているが、なんと顔に包帯を巻いているのだ。

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