そのほか今週のランキングは、DC映画『Blue Beetle（原題）』が第3位をキープし、予想以上の粘りを見せている。一方、前週のNo.1だった『グランツーリスモ』は第4位にランクダウン。3日間の成績は655万ドルで、前週比-62.4%と大きな下落率を示したが、もともと同作のオープニング成績は複数回の先行上映分を含んでおり、実際には3日間の成績ではなかったことを思い出しておく必要があるだろう。

　注目は、前週19位で初登場したティーンコメディ『Bottoms（原題）』。前回もご紹介したが、2週目にして上映館を705館追加し、見事第7位にランクインした。3日間の成績は前週比+552.2%の300万ドル、4日間では3580万ドルを稼ぎ出す見込みだ。日本でのリリース情報が待たれる。

北米映画興行ランキング（9月1日〜9月3日）

1.『イコライザー THE FINAL』（初登場）
3450万ドル／3965館／累計3450万ドル／1週／ソニー

2.『バービー』（→前週2位）
1062万ドル（-29.7%）／3586館（-150館）／累計6億950万ドル／7週／ワーナー

3.『Blue Beetle（原題）』（→前週3位）
727万ドル（-40.2%）／3316館（-555館）／累計5657万ドル／3週／ワーナー

4.『グランツーリスモ』（↓前週1位）
655万ドル（-62.4%）／3856館（変動なし）／累計2866万ドル／2週／ソニー

5.『Oppenheimer（原題）』（↓前週4位）
552万ドル（-32.9%）／2543館（-329館）／累計3億855万ドル／7週／ユニバーサル

6.『ミュータント・タートルズ：ミュータント・パニック！』（↓前週5位）
477万ドル（-34.5%）／2955館（-190館）／累計1億647万ドル／5週／パラマウント

7.『Bottoms（原題）』（↑前週19位）
300万ドル（+552.2%）／715館（+705館）／累計373万ドル／2週／Orion Pictures

8.『MEG ザ・モンスターズ2』（↓前週7位）
294万ドル（-38.8%）／2371館（-561館）／累計7842万ドル／5週／ワーナー

9.『スラムドッグス』（↓前週6位）
252万ドル（-48.9%）／2486館（-746館）／累計2073万ドル／3週／ユニバーサル

10.『Talk to Me（原題）』（→前週10位）
176万ドル（-22.9%）／1075館（-246館）／累計4410万ドル／6週／A24

（※Box Office Mojo調べ。データは9月4日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります）

参照

https://www.boxofficemojo.com/weekend/2023W35/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/equalizer-3-box-office-opening-1235580551/
https://variety.com/2023/film/box-office/box-office-denzel-washington-equalizer-3-opening-labor-day-1235712308/
https://variety.com/2023/film/box-office/summer-box-office-hits-4-billion-barbie-oppenheimer-1235712314/
https://variety.com/2023/film/box-office/christopher-nolan-oppenheimer-850-million-globally-1235712430/
https://deadline.com/2023/09/box-office-equalizer-3-denzel-washington-1235533871/

■公開情報
『イコライザー THE FINAL』
10月6日（金）全国公開
出演：デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン
監督：アントワーン・フークア
脚本：リチャード・ウェンク
製作：トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、デンゼル・ワシントン、アントワーン・フークア、スティーヴ・ティッシュ、クレイトン・タウンゼント、
アレックス・シスキン、トニー・エルドリッジ、マイケル・スローン
配給：ソニー・ピクチャーズエンターテインメント
原題：The Equalizer 3
公式サイト：https://www.equalizer.jp/