『ヒップタッチの女王』は人気ドラマのパロディ満載 EXO スホの怪しさはミスリード?

 配信が始まるやいなや、視聴者を夢中にさせたのは、このドラマの中のパロディの多さだ。本作の主演を演じるハン・ジミン、イ・ミンギと、監督のキム・ソギュンと脚本家イ・ナムギュの再タッグにより、作品内で『まぶしくて ー私たちの輝く時間ー』『私の解放日誌』『二十五、二十一』の名場面や名セリフ、衣装や自転車などの細かいディテールが再現されたパロディを愉しむことができる。

 大ヒットドラマ『二十五、二十一』のナム・ジュヒョクとキム・テリが演じて爆発的人気となった主人公カップルや、『まぶしくて』のナム・ジュヒョクとハン・ジミンが演じた役を、キム・ヒウォンとパク・ソンヨンが劇中劇で演じているのだが、どのシーンも抱腹絶倒ものだ。視聴者が胸をときめかせた名シーンが選ばれていて、遠目に見ると「あれ? ナム・ジュヒョク?」と思ってしまうほど。

 現在入隊中のナム・ジュヒョクを思い出し、笑ったり、パロディ元と実際の画像を比較したりと、視聴者も大盛りあがりだ。グリーンライトが点灯するフェンシングのシーンといった分かりやすいものから、『まぶしくて』のナム・ジュヒョクが自転車に乗る姿を完コピした姿まで、いろいろなパロディを見つけて楽しんでもらいたい。

 主演を務めるハン・ジミンは、小学生の頃よりモデルとして活動し、2007年の『イ・サン』でヒロインを演じてブレイク。その後は、パク・ユチョンと共演した『屋根部屋のプリンス』、チソンと共演した『知ってるワイフ』、チョン・ヘインと共演した『ある春の夜に』『まぶしくて』『私たちのブルース』と常にトップスターと共演するヒロイン役として、トップ俳優街道を走り続けている。本作でも、ハン・ジミンの持つ愛らしさが全開だ。

 『この恋は初めてだから』『私の解放日誌』とキャリアを積み重ねてきたイ・ミンギは、本作では荒っぽく、手柄を立ててソウルに戻りたい一心の刑事ジャンヨルを演じている。ストーリーが展開していく中で、ジャンヨルが変化していくさまをどう演じていくのかも楽しみに追っていきたい。

■配信情報
『ヒップタッチの女王』
Netflixにて配信中
出演:ハン・ジミン、イ・ミンギ、スホ
原作・制作:キム・ソギュン、イ・ナムギュ、オ・ボヒョン、キム・ダヒ
(写真はJTBC公式サイトより)

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