『悪霊狩猟団:カウンターズ』S2でパワーアップ! カン・ギヨン&キム・ヒオラに震撼

 7月29日よりNetflixで配信中の『悪霊狩猟団:カウンターズ』シーズン2。前作から2年、新たなキャラクターも加わった本作は、配信後よりNetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)に2週続けてランクインと好調だ。

 本作は、超人的パワーを持つ“カウンター”たちが、悪霊に憑りつかれた人間を退治する物語。あの世とこの世を結ぶ場所である天と地の間にある窿(ユン)で、昏睡状態から目覚めさせてもらう代わりに悪霊を退治する能力を授かったカウンターたち。前作に引き続き、主要キャストのカウンター役を演じる5人は続投でファンには嬉しい限りだ。

 念力と悪霊の力を弱めることができる地(タン)を呼べる能力を持ち、カウンターの中では唯一、昏睡状態ではないのにカウンターとなった主人公のソ・ムンを演じるのは『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』『ストーブリーグ』で次世代注目俳優となったチョ・ビョンギュ。刑事に復帰した怪力担当のカ・モタクを演じるのは、『還魂』シリーズのユ・ジュンサン。悪霊をキャッチし、記憶を読めるト・ハナ役は『社内お見合い』で大人気のキム・セジョン。癒しの能力を持つチュ・メオクは『椿の花咲く頃』『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』(以下、『ザ・グローリー』)のヨム・ヘラン。引退したカウンターで資金調達担当のチェ・ジャンムルを、『100日の郎君様』『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』などに出演する名バイプレーヤーのアン・ソクファンが演じている。

 シーズン1では、5人がカウンターとなったいきさつと、カウンターとなり悪霊退治をするさまが、ヒューマン、アクション、サスペンスに加え、勧善懲悪のサイダー展開がバランスよく描かれ人気作となった。なかでも、主人公ムンが幼い頃に事故に遭い、両親を失ったことが物語の中心となり、陰謀が明かされていく過程と、カウンターたちの抱える事情や成長、ムンとモタクの関係性に涙腺が刺激される展開もあり、見応え抜群であった。

 シーズン2では、新たなカウンターとして、『還魂』シリーズ、『良くも、悪くも、だって母親』のユ・インスが悪霊の臭いを感知できるナ・ジョクボンとして参加。モタク役のユ・ジュンサンとは、『還魂』シリーズで松林の総帥とその後継者、パク家のジンとダングとして共演している。2人の再共演は『還魂』ファンには嬉しいところだ。モタクとジョクボンの掛け合いに、ジンとダングを思い出し思わず微笑んでしまう。前作に比べてコメディ要素が増えた本作では、新入りのジョクボンは主にコメディ担当で、ユ・インスの纏うふんわりとした空気感と、どんくさいキャラクター設定に、序盤は笑わせられたりヤキモキさせられるのだが、このジョクボンの成長も見どころのひとつだ。

 物語は、幼稚園児を乗せたバスの運転手に憑りついた悪霊がバスを暴走させるところから始まる。かけつけたカウンターたちの活躍により、見事悪霊は召喚され、おなじみの窿のパートナーメンバーの姿も見ることができる(ハナのパートナーだけ前作と似た子役に変更していたのは寂しいが仕方がないだろう……)。さらに、カウンターたちは、ムンから念力の特訓を受けており、それぞれがパワーアップするための訓練に勤しむ姿も映し出された。

 ムンたちは、ジャンムルの会社が開催する“ジャンムル流通キムチ作りの日”で、キムチ作りに精を出す。参加者の中には、消防士のマ・ジュソク(チン・ソンギュ)夫婦もいた。ジュソクは、正義感に溢れた熱い男で、ムンの祖母を助けたことをきっかけに、カウンターたちとも家族ぐるみの付き合いをしていた。ジュソクは、巨大詐欺事件に巻き込まれ、全財産を失った過去がある。しかし、過去を忘れ、妊娠中の妻とともに幸せな未来に向かって生きて行こうとしていた。そんな矢先、中国から韓国に帰ってきた悪霊のファン・ピルグァン(カン・ギヨン)、ゲーリー・バーハッド(キム・ヒオラ)らの手で妻が殺害されてしまう。妻を失った激しい怒りから、ジュソクは悪霊を呼び寄せてしまうことになり、悪霊はジュソクを取り込もうと彼の頭の中で囁き始める。

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