キム・ボラ×キム・ジェヒョン『オクス駅お化け』10月6日公開決定 高橋洋が脚本に参加

高橋洋脚本『オクス駅お化け』10月公開へ

 ホラーウェブ漫画を実写化した日韓合作映画『The Ghost Station(英題)』が、『オクス駅お化け』の邦題で10月6日に日本公開されることが決定した。

 本作は、2011年、NAVERウェブトゥーンミステリー短編として発表したホラーウェブ漫画を原作に、構想9年を経て、『人形霊』などのチョン・ヨンギが監督を務め実写映画化したハイブリッドホラー。 大都市ソウルに実在する地下鉄の「オクス駅」を舞台に、駆出しの記者が、ある人身事故の真相を追ううちに不気味な怪死が次々と起こり始めるさまを描く。脚本は、イ・ソヨンと共に、『リング』シリーズの高橋洋が手がけている。また、脚本協力として白石晃士もクレジットされている。

 駆け出しのウェブニュース記者のナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として、アクセス数を稼ぐため、地下鉄オクス駅での人身事故の記事を書くことに。取材を進めていくと被害者以外に「線路に子供がいた」という奇妙な目撃談がでてくる。ある目撃者は、取り憑かれたように謎の数字を連呼するのだった。事件の真相を追ううちに、二人の周囲で次々とおぞましい変死が起こり始める。

映画『オクス駅お化け』特報映像

 あわせて特報映像とティザービジュアルも公開。特報映像では、地下鉄駅の地下道内で、カメラを向ける男性に“何か”が向かってくる様子が描かれている。一方のティザービジュアルには、中央にカメラの顔認識のピントが記されており、“何か”の存在がうかがえる。そして、「あなたの近くにもいるかもしれない。」というキャッチコピーが書かれている。

 キャストには、『SKY キャッスル〜上流階級の妻たち=』のキム・ボラ、N.Flyingのドラマーで、日本のドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)への出演も話題を呼んだキム・ジェヒョンらが名を連ねている。韓国では2023年4月に公開され、小規模公開ながらも初登場第3位という快挙を成し遂げ大ヒットを果たした。

コメント

高橋洋(脚本)

『オクス駅お化け』の脚本を書いたのは今から5年前。パク・クネ政権末期の頃です。オクス駅はソウルのど真ん中、漢江の近くに本当にある駅で、実際の駅名を堂々と出してホラー映画を作るなんて…と日韓の感覚の違いに驚いたというか、羨ましく思いました。地下深くにある廃駅にも案内されました。映画にも地下鉄の廃駅が出てきますが、あれも本当にあるんです。僕は列車恐怖症で、書いている間、怖くて大変でしたが、そういう苦労が映画から伝わってくれると嬉しいです。いかにも韓国映画らしいエグい展開が待っていますが、実は元ネタは日本で戦後まもなく起こった、あるおぞましい事件です。

チョン・ヨンギ(監督)

『オクス駅お化け』は、日本のホラー映画の巨匠である高橋洋さんとのコラボレーションにより製作されました。ほとんど前例のない日韓共同製作で完成したホラー映画「オクス駅お化け」は、韓国と日本のホラー映画の特徴と長所を融合し、日本の皆様にも大いに楽しんで頂ける作品に仕上がったと思います。また、映画に登場する4桁の数字は、韓国で児童を対象とした犯罪事件の日付であり、忘れずに覚えておきたいという思いで慎重に入れました。日本の皆様に映画を楽しんで頂き、そのことにもほんの少し気に留めて頂けますと幸いです。

■公開情報
『オクス駅お化け』
10月6日(金)より全国ロードショー
監督:チョン・ヨンギ
脚本:高橋洋、イ・ソヨン、白石晃士(脚本協力)
出演:キム・ボラ、キム・ジェヒョン、シン・ソユル
配給:松竹ODS事業室
2022年/韓国語/80分/スコープ/カラー/5.1ch/PG12
Copyrights ©2023, MYSTERY PICTURES & ZOA FILMS, ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://obake-movie.com

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