ダットサン240Z、デロリアンも登場 『ワイルド・スピード』最新作の気になるクルマたち

ハンがローマで乗り回していたのは?

 ローマでのカーチェイスシーンで活躍するもう1台は、ハン(サン・カン)が操るアルファロメオ2000GT。1967年〜77年にかけて生産されたクルマで、セダンのベルリーナとクーペのGTV、オープンのスパイダーがラインナップ。当初は1750ccの排気量だったが、のちに1962ccに拡大、パワーアップを果たした。車種は異なるが、アルファロメオ自体は1969年の『ミニミニ大作戦』で敵側のクルマとして登場したり、ダスティン・ホフマンの『卒業』でオープンカーが登場したりする。また、アニメ『ルパン三世』では、ルパンの愛車としてグランスポルト・クアトロルオーテが何度か登場していた。

少しだけ登場したデッカード・ショウのクルマ

 ほんの少しだけ登場したショウ(ジェイソン・ステイサム)のクルマは、イギリスの超高級スポーツカーメーカー、マクラーレン社のマクラーレン・セナ。同車は、同ブランドのラインナップの最高峰モデルで2018年に登場。モータースポーツの最高峰F1でマクラーレンを駆ってタイトルを獲得したドライバー、故アイルトン・セナの名を冠したクルマだ。800馬力のエンジンは最高速340km/hの世界へクルマを運ぶ。500台の限定生産で新車価格は約1億円。もちろん完売している。

カーチェイスに割って入ったハンのダットサン240Z

 本作の見せ場のひとつ、4人のカーチェイスシーンでハンが操っていたのは、日本のダットサン・240Z。日本名は日産・フェアレディZ。ダットサンは、日産のアメリカブランドだ。作中の丸目ヘッドライトが特長的なクルマは、1969年から1978年にかけて生産されたフェアレディZとしては初代のクルマ。ハン役のサン・カンは、実際に240Zをレストアしていると言われている。

■公開情報
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
全国公開中
出演:ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ジェイソン・モモア、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・シナ、ジェイソン・ステイサム、サン・カン、ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、ブリー・ラーソン
監督:ルイ・ルテリエ
脚本:ジャスティン・リン、ダン・マゾー
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:東宝東和
©Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:wildspeed-official.jp
公式Twitter:https://twitter.com/WildSpeed_jp
公式Facebook:https://www.facebook.com/Wild.Speed.jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/WildSpeed_official/

関連記事