井ノ原快彦、深川麻衣ら『特捜9』クランクアップ 「さらなる未来が見えたシーズンでした」
テレビ朝日系にて毎週水曜21時より放送中のドラマ『特捜9 season6』がクランクアップを迎え、主演の井ノ原快彦ら主要キャストのコメントが公開された。
2018年4月にスタートした『特捜9』は、難事件に挑む個性派刑事たちの活躍と背景にあるそれぞれの人生模様を描くドラマシリーズ。
“座長”として現場をけん引してきた井ノ原をはじめ、中村梅雀、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、原沙知絵らがチームへの愛と感謝を語った。
最後に撮影されたのは、メンバーが顔を突き合わせて疑問点を話し合い、捜査の突破口を見出すシーン。監督から「カットOK!」の声がかかるとスタジオは盛大な拍手に包まれた。その後、監督から大きな花束を贈られた井ノ原は「みなさん、おつかれさまでした!」と笑顔で一礼。挨拶直前、羽田から「今シーズンは“絆”がテーマだってイノッチ(=井ノ原)が最初に言っていたよね!?」と話題を振られると、「確かにそうでした! でも当たり前すぎて忘れかけていました(笑)。絆がなかったら、『特捜9』はこんなに長く続かないと思います!」と一同を笑わせながら、チームを讃えた。
続けて井ノ原は、「新たな試みを考えていくことで、さらなる未来が見えたような気がしました」と物語の広がりに手応えを感じていたことも明かした。
井ノ原の言葉に深く頷いていた羽田も、「愛あるスタッフのみなさまと私たち出演者の絆、そして尊敬できる共演者のみなさまと私の絆もさらに深まった1年だったと思っています」とコメント。
吹越は「『特捜9』が“事件モノ”ではなく、“刑事モノ”、さらには“刑事の家族のドラマ”にもなったということ。ちょっとした変化が、とても大きかった」と手応えを滲ませた。加えて、「この場を借りて謝らなきゃいけないことが……」と言いながら、おもむろにスーツのジャケットを裏返し、衣装のスーツの裏地にこだわっていたにもかかわらず、本編で披露できなかったことを懺悔した。
続く田口も、「今年は改めていろいろな方に助けられたシーズンでした。ありがとうございました!」と撮影秘話を明かしながら感謝。
前シーズンから加入した深川は、「こんなに隅々まで愛情たっぷりの温かい現場はなかなか出会えるものではないと思います。改めて恵まれた場所にいられたことに感謝しています」と撮影を振り返り、原も「特捜班のセットもリニューアルしてみなさんの距離も近くなって、体温が伝わってくるようで……新しい特捜班が大好きでした」とコメントした。
梅雀も「特捜班の部屋も変わりましたが、まだ引っ越しの荷物も片づいていないことですし(笑)、今後さらに別の視点からそれぞれのメンバーを掘り下げていけたら、もっと面白いことができるだろうと期待しています」と語った。
コメント
井ノ原快彦
今シーズンのテーマが“絆”だということ、当たり前すぎて忘れかけていました(笑)。でも、絆がなかったら、『特捜9』はこんなに長く続かないと思います! 普段のスタッフさんの会話を聞いていても“本当に家族みたいだな~”と感じることが多く、だからこそ、僕ら出演者たちも心おきなくお芝居に打ち込むことができました。
今シーズンは特捜班メンバーの事情を色濃く描きましたが、新たな試みを考えていくことで、さらなる未来が見えたような気がしました。
毎年、会えない時期もみなさんの顔が浮かんでは「あんなこと言っていたっけ」「次に会ったらこういうこと言ってみようかな」と思いながら生活しています。来年もまたお会いできますように、みなさま身体と心の健康を大切にしてください。ありがとうございました!
羽田美智子
今シーズンは最初にイノッチ(=井ノ原快彦)から“絆”がテーマだと聞いたのですが、愛あるスタッフのみなさまと私たち出演者の絆、そして尊敬できる共演者のみなさまと私の絆もさらに深まった1年だったと思っています。短かくも濃い2カ月間でした。大好きなみなさん、本当にありがとうございました。また、来年お会いできたらうれしいです。
吹越満
今シーズンは浅輪夫妻が赤ちゃんを預かったり、矢沢の息子・福太郎の話題が出てきたり、青柳の恋人・妙子(遠藤久美子)の入院シーンなどが織り込まれて、“画”とストーリーがつながっていたため、すぐに思い出せるという大きな違いがありました。これは『特捜9』が“事件モノ”ではなく、“刑事モノ”、さらには“刑事の家族のドラマ”にもなったということ。そういうちょっとした変化が、とても大きかったと思います。
実は、この場を借りて、謝らなきゃいけないことがあります。前シーズンからわがままを言って衣装のスーツに白の裏地をつけてもらったんですよ。黒地に白で、パトカーをイメージして……。いつか劇中で裏返すつもりだったのですが、結局、今年も裏地をお見せするチャンスがありませんでした(笑)。
田口浩正
今年は体調不良の時期もあり、ご迷惑をおかけしました。みなさんに移さなかったのが幸いでした。
改めていろいろな方に助けられたシーズンでした。ありがとうございました!
深川麻衣
2年目も参加することができ、とてもうれしかったです。スタッフさんはもちろん、出演者のみなさん、エキストラのみなさんまで本当に愛にあふれた現場で、こんなに隅々まで愛情たっぷりの温かい現場はなかなか出会えるものではないと思います。改めて、恵まれた場所にいられたことに感謝しています。来年またお会いできるように、私自身も頑張って力をたくわえます。ありがとうございました。
原沙知絵
今シーズンでは特捜班のセットもリニューアルしてコンパクトなお部屋になりましたが、コンパクトさゆえみなさんの距離も近くなって、体温が伝わってくるようで……。新しい特捜班が大好きでした。撮影を終えたばかりでみなさんクタクタかなと思うので、リフレッシュしてまたお目にかかれたらうれしいです。
中村梅雀
今シーズンは特捜班の部屋も変わり、新しいムードでスタートしましたが、まだ特捜班の引っ越しの荷物も片づいていないことですし(笑)、今後さらに別の視点からそれぞれのメンバーを掘り下げていけたら、もっと面白いことができるだろうと期待しています。みなさんお疲れ様でした。
■放送情報
『特捜9 season6』
テレビ朝日系にて、毎週水曜21:00~放送
出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、向井康二(Snow Man)、深川麻衣、中越典子、原沙知絵、津田寛治、中村梅雀
脚本:山岡潤平ほか
監督:内片輝ほか
ゼネラルプロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、森田大児(東映)、土井健生(東映)
制作:テレビ朝日/東映
©テレビ朝日