『ウ・ヨンウ』パク・ウンビンが世代交代の象徴に 第59回百想芸術大賞を振り返る
最優秀演技賞(男性)には『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』のイ・ソンミンが受賞。『ミセン ー未生ー』(2014年)のオ課長役でブレイクして知った人も多いだろう。今回は財閥グループの会長役を務め、迫真の演技に筆者も震え上がったのを覚えている。『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』はイ・ソンミンが主人公と言っても過言ではないだろう。
そして、最も選考が難関だと言われた最優秀演技賞(女性)には、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』のソン・ヘギョが栄冠に輝いた。いじめの加害者へ復讐するために笑顔を一切封印したムン・ドンウンを演じたソン・ヘギョは、授賞式で「本当に受賞したかった」と喜びの表情を浮かべる。スピーチの一言目には「私、賞をとったよヨンジン。今すごく楽しい」と心が熱くなるセリフで会場を盛り上げていた。
さらに助演賞(女性)では悪役で大ブレイクした『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』のイム・ジヨンが受賞。「この役が挑戦であり、失敗するかもしれない恐怖もあった」と心の内を語り、見事に演じ切って結果を出した自分自身に「かっこいいよ、ヨンジン!」と声をかけ、2人ともドラマと同じ痛快なコメントを残していた。
新人賞(男性)には『シュルプ』のムン・サンミン、新人賞(女性)には『イルタスキャンダル〜恋は特訓コースで〜』のノ・ユンソとフレッシュな若手俳優が賞を手にした。印象的だったのは、『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』にて共演したチョン・ギョンホ(最優秀演技賞にノミネート)とチョン・ドヨン(映画部門『キル・ボクスン』で最優秀演技賞にノミネート)がノ・ユンソを笑顔で見守っていた場面。ムン・サンミンも「キム・ヘス先輩がいなかったらここにいない」とスピーチで話し、『シュルプ』で共演したキム・ヘス(最優秀演技賞にノミネート、授賞式は欠席)に感謝の気持ちを伝えている。偉大な先輩の存在こそが若手の成長に大きく影響を与えていると感じたと同時に、これからも素晴らしい俳優たちが現れる期待を持てた新人賞の発表であった。
参照
※ https://news.jtbc.co.kr/article/article.aspx?news_id=NB12124501