『だが、情熱はある』髙橋海人の“惹きつけ力”が光る 森本慎太郎の並外れた“愛され力”も
そんな第5話で改めて感じたのが、髙橋海人の“惹きつけ力”だ。春日に、自分のつらさを全力でぶちまけようと決めた時の瞳の揺れ。いつもはふざけているのに、「これはなんか違うぞ」とドキッとさせる空気感を、一瞬にして作り上げられるのだからすごい。
そして、いつも思うが森本慎太郎の“愛され力”はやはり並外れている。このドラマ(とくにNSC在籍中)の山ちゃんは、上から目線で人を小バカにしていて、まわりにいたら絶対にウザったいだろうな……と思ってしまうほど、嫌味な奴だった。でも、森本が演じることで(もちろんイラっとはするのだけれど)、一生懸命すぎるがゆえに空回ってしまう愛らしさのようなものを見つけることができるのだ。
若林&山里への全力リスペクトは感じるが、モノマネとも再現VTRともまた違うのは、髙橋&森本が、「どうしたらそれぞれの良さが伝わるのか?」を全力で考えながら演じているからだと思う。イラっとしながらも、やっぱりそれぞれのキャラクターを愛してしまう。だからこそ、観終えたあとに心地良い爽快感が残るのだろう。
■放送情報
日曜ドラマ『だが、情熱はある』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:髙橋海人(King & Prince)、森本慎太郎(SixTONES)、戸塚純貴、富田望生、三宅弘城、池津祥子、ヒコロヒー、渋谷凪咲(NMB48)、中田青渚、箭内夢菜、森本晋太郎(トンツカタン)、加賀翔(かが屋)、賀屋壮也(かが屋)、藤井隆、坂井真紀、白石加代子、光石研、薬師丸ひろ子
脚本:今井太郎
演出:狩山俊輔、伊藤彰記
プロデューサー:河野英裕、長田宙、阿利極
チーフプロデューサー:石尾純
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
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