竹内涼真、玉城ティナのたくましさに驚き? 『きみセカ』で得た気づきを語り合う
ついに幕を開けた竹内涼真主演の究極のゾンビサバイバル『君と世界が終わる日に』(以下、『きみセカ』)のファイナル・プロジェクト。シリーズ最多となる総勢39名のキャストが、人類最後の希望の都市・ユートピアをめぐり、過酷なサバイバルを繰り広げる。
これまで数々の出会い、そして別れを経験してきた竹内涼真演じる響が次に出会ったのが、玉城ティナ演じる令嬢の明日葉だ。
「やはりプレッシャーがありました」と語るのは、Season4からの途中加入となった玉城。しかし、竹内は「玉城さんは、だいぶ逞しい」と現場での印象を明かす。竹内と玉城に、Season4の撮影現場の裏側を語ってもらった。
竹内涼真が玉城ティナを振り回す……!?
――竹内さんはSeason1から特別編含めて間宮響を演じてきましたが、Season4の脚本はいかがでしたか?
竹内涼真(以下、竹内):僕はSeason1~4の中で、4の台本が一番好きです。なぜかというと、主人公が本音を隠しているからです。これまでの響は自分の思いを、周りにストレートにぶつけることが多かったですが、今回は「これは響の本心なのか、本当のところはどうなんだろう」と観てくださる方に想像させる余白があるんです。考え、心の内を喋り過ぎない人物設定だからこそ、色んな解釈が生まれるんじゃないかなと思います。
――私も脚本を読ませてもらいましたが、文字だけでは追いきれないものを感じました。おそらく竹内さんや玉城さんが表現するもので補填されることが増えていくのだろうと感じています。実際に、お2人が自分たちで肉付けしていった部分もあるのでしょうか?
竹内:そうですね、そんなことばっかりだよね。
玉城ティナ(以下、玉城):本当にそうですね。本番前にアイデアを出したものがすぐに採用され、現場に反映されていくような空間です。
竹内:『きみセカ』では、ロケーションが結構変わるので、予め自分でプランを考えていても、現場で通用しないことがあります。だからこそ、現場に入ってスタッフのみなさんと話す時間がすごく大切なんです。そういうことを毎回やっています。
玉城:アクションの動き一つでもそうだし、セリフのニュアンスや語尾に関しても、皆さん柔軟に受け入れてくださっています。
――玉城さんはSeason4からの参加になりますが、役が決まったときの心境はいかがでしたか?
玉城:すでに作り上げられた世界観の中に途中参加するのは、やはりプレッシャーがありました。明日葉は私が今まであまり演じたことのない雰囲気の役だったので、そこも不安でしたね。撮影が始まった今はもうプレッシャーや不安はなくなりましたが。
竹内:僕が役で玉城さんを振り回したり、乱暴に扱ったりとか……。
玉城:配信を観ていただけると、竹内さんの言葉の意味が分かると思います(笑)。
――現場での、お互いの印象を聞かせてください。
竹内:玉城さんは強いです! 物理的に離れられない状況で、明日葉は響に乱暴に扱われたり、引きづられたりするのですが、それらをドッシリと受け止めてくださるので、たくましいです。
玉城:私は、わりと何でも対応できる方だと思います。ましてこういう現場はハプニングもつきものですし、それも込みで今回の役をやっているので、通常運転で演じています。
――玉城さんから見た竹内さんの印象はいかがでしたか?
玉城:竹内さんは本当に誰とでも打ち解ける方です。私は竹内さんとのシーンが多いので、無言だったら嫌だなと不安でしたが、全然そんなことはなくて。初日から受け入れてくださって、『きみセカ』ファミリーに入れていただけたなと感じました。
竹内:僕が無言だったら、それは体の調子が悪いときですね(笑)。