THE RAMPAGE RIKUらのフェンシングを太田雄貴が絶賛 「みんなよかったので100点です」

 ミュージカル『フィーダシュタント』の公開ゲネプロと合同取材会が3月16日、ニッショーホールにて行われた。

 およそ100年前のドイツを舞台に、フェンシングにかけた17歳の少年たちの友情と葛藤を描いた『フィーダシュタント』は、約5年の開発期間を経て韓国で2022年6月に初演され、大ヒットした作品。

 それから1年を待たずに異例のスピードで、ほさかようの演出、日本フェンシング史上初のオリンピック銀メダリスト・太田雄貴のフェンシング監修、徳南堅太や野口凌平のフェンシング指導で、異例のスピードで日本でも上演されることとなった。

 この日の合同取材会には、RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、糸川耀士郎、正木郁、吉高志音、浦川翔平(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、藤田玲、そして太田雄貴の7名が登壇した。

RIKU

 誰もが憧れるエリートスポーツ学校に入学するマグナス・ヴォルカーを演じるRIKUは、「マグナスは負けず嫌いで、不器用ながらもまっすぐ自分の正義を貫こうとする熱い男です。17歳ゆえの不器用さをしっかり表現しながら、権力や自分にとっての大きな壁に戦っていく様子を表現できればと思います」とコメント。17歳ということで、舞台上でも純粋でキラキラと輝くような魅力を発揮していたマグナスは、団長のラインハルト・クレアに期待をかけられ苦悩していく。RIKUは、そんな17歳を演じることについて「僕の実年齢は29歳。大人になっていく中で身に着けた経験値がにじみ出ないように、当時の自分はどんな感じだったかなと思い出しました。親友とちょっと目が合うだけで笑えるようなノリってありますよね。僕も男子校出身なので、記憶を呼び覚ましながら演じました」と振り返った。

糸川耀士郎

 マグナスの幼なじみでともにエリートスポーツ校に入学したアベル・ルター役の糸川は、「アベルが抱える疑問から物語がどんどん動いていきますし、曲数もたくさん歌っていますので、注目してもらえたらと思います」と言ったあとに、「千秋楽まで持つのか?」と弱気な冗談も飛び出していた。また、幼なじみで親友役を演じるRIKUに関しても「相方であるRIKUくんは、本当に純粋にぶつかってきてくれる。そんな全力でぶつかってくれる人が相方なので、僕も純粋に返すだけでした。RIKUくんに引っ張ってもらいました」と稽古を振り返った。

正木郁

 冷徹なフェンシング部のエース、フレドリッヒ・カールを演じた正木は、「フレドリッヒは皆より一足先に入学していて、等身大の17歳というよりは背伸びをしたようなところのある生徒です。すごく過去にいろいろあった男の子なんですが、マグナスやクレア先生と出会って、どっちの方向に転がって、最後にはどうなるかに注目していただければうれしいです」「最後にマグナスと真剣勝負をしているので、千秋楽まで持つかな」と糸川の発言を受けたコメントも繰り出し、場をなごませていた。

 軍事マニアのハーゲン・アクスマン役の吉高は、「ハーゲンは武器が大好きで、軍事に関しても詳しい役なんですが、その中でいろんな表情を見せていきます。最初はとっつきにくい感じから入っていって、皆といる中で情が芽生えたり、かわいらしい一面も出てくるので、いろんなハーゲンの表情を見ていただけたらと思います」とコメント。劇中で自身が歌う曲の歌詞については「最初に歌詞を見たときにはびっくりしました。本当に歌っていいのかと思ってドキドキしました」とも語っていた。

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